先日こんな記事を書きました



小3の女の子が「人形の夢と目覚め」をやっているのですが、いつまでも通して弾けず、そもそもが練習不足でした。


「先生の言った通り練習しなさい」と叱るのは簡単ですが、もしかしたら練習方法がわからないのかな?
と改めて思い返し、

「これでもか!」
というくらい事細かに紙に書いてみました。


1ミリでも曖昧な表現は省きます。

「右手できるようになったら左手も。他の所も同じように」

ではダメなんです。


楽譜に番号や小節数を振ります。

①  〇から〇までは右手5回
②  〇から〇までは左手5回
③  〇の所はリズム練習を5回(リズム譜書く)
④  〇の所はリズム練習を5回(リズム譜また書く)
⑤  最初から最後までを2回


私が小さい頃だったらうんざりするくらい細かい指示です。


おそらく私だったら

「要は弾けるようにするってことでしょ?その為の練習方法は学んでいるのになんでこんなにいちいち書くの?」
ってなってると思います。


でも小3の子供の質問の仕方を聞いていると、実はここまで細かい方がよいのかな?と思い頑張ってカキカキしました。_φ(・_・


でその後どうなったかというと

こうなりました!
ジャーン


記録したメモは別に私が指示したわけではありません。


彼女が自ら書いてきました。


これを見た時、涙が出るほど感激しました。
そしてこれはなんと4週間続いています。


土曜日も日曜日も1人でこれをこなします。


えらいね、えらいね、こんなに毎日大変でしょう?と聞くと

「楽しくなってきたー」

と無邪気な答えが。

弾けるようになってきたから楽しくなってきたみたいです。


「またこの紙に書く?」
と聞いてきます。


いつもこの小さなメモ用をレッスンバッグからバラバラと出してくるので、1週間ごとクリップでまとめてお返ししてます。


ここまでやるならノートの方がいいような気もするのですが、彼女はこのメモ用紙に書いていくのが楽しいようですし、
「なんの紙に書いたらいいかな?」
と、普通ならお母さんとするような会話をしたいのかもしれません。


それでどんなメモ帳を持っているのか、どんなノートを持っているのかまで話し、好きなすみっコぐらしのメモ帳にまた書こうとなりました。


これらの会話や練習方法の書き込みには時間がかかります。


お月謝を頂いている身としましては、こういうことに時間を使うのは勿体ないのではと思ってしまうのですが、最近ではこういう時間も大切なんだと思うことにしています。