blog no.310  20200803 月

 

 

タイトル : サイコ

 

観た日 : 200802 日

放映日 : 160201(BSP)


その他の情報 : 1960, 米, モノクロ, 監督・製作: アルフレッド・ヒッチコック, 原作: ロバート・ブロック, 音楽: バーナード・ハーマン, 出演: アンソニー・パーキンス, ジャネット・リー, ジョン・ギャビン, ヴェラ・マイルズ, マーティン・バルサム 他, 上映時分109

 

評価 : ★★☆☆

 

サスペンス・ミステリーの金字塔!

 

 

 

 

 

不覚ながら、いままで未見であった・・・。

 

伝説的ヒッチコック・スリラーにして全てのサイコ・サスペンスのルーツであり、その演出スタイルは恐怖感を煽るバーナード・ハーマンの音楽と共に数多くの模倣を生んだ。

 

会社の金を横領した女クレイン(ジャネット・リー)が、宿泊のため立ち寄ったベイツ・モーテル。そこには管理人の大人しい青年ノーマン(アンソニー・パーキンス)と、丘の上の離れにある一軒屋に住む年老いた“母”が「住んで」いたのだが・・・。

 

映画の前半では、クレインの犯した横領をめぐる心理的葛藤を描くサスペンスの様相を呈する。ところが、彼女はいきなり惨劇に遭う。このシーンは後の多くの映画の模倣やモデルとなっている。後半では、姉らによるクレイン捜索が主となる。映画の焦点は「モーテル」と「一軒家」に集中してゆく。今更ながらだが、ネタバレはしたくないので、この後半部分でも多くの撮影技法がとられている、とだけ記しておこう。特に、ラストシーンは印象的かつ衝撃的である。

 

「精神異常からの殺人」と「心理的なコンプレックス」が自在に綾なしている名作である。褒めれば切りがないが、昭和35年製作の映画にしては、その構成・展開・カメラワーク、そしてストーリーと、そのクオリティの高さに驚かされるばかりである。

 

ヒッチコックの処女作は「快楽の園」だが、なん大正14年製作である。いつからか、ヒッチコックは「ちょいエキストラ」で有名になったが、本作でも冒頭で早々に「ちょい役」を果たしている。

 

本作は、1998年にリメイクされたが、私は未見である。

尚、ブロックの小説「サイコ」(原作)は、「4」まで出版されている。

 

 

 

 

さて、今回の、
この鑑賞で、2020年の私の映画鑑賞は57本目(うち劇場1本)となりました。
 


最後まで読んでくださって、誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。