blog no.303 20200727 月
タイトル : ユー・ガット・メール
観た日 : 200722 水
放映日 : 171009(BSP)
その他の情報 : 1998, 米, カラー, 監督・製作・脚本: ノーラ・エフロン, 出演: トム・ハンクス, メグ・ライアン, グレッグ・キニア, パーカー・ポージー, ジーン・ステイプルトン 他, 上映時分119分
評価 : ★★★☆
素敵な恋の物語。
ニューヨークで小さな書店を営むキャスリーン(ライアン)は恋人がいるにも関わらず、インターネットで知り合ったメール友達ハンドルネーム「NY152」氏とのやりとりを毎日何よりも楽しみにしている。彼女は児童書専門の書店を経営しているが、その店の近くに大手の本屋チェーンが進出することを知り、その影響など動揺を隠せない。しかし、そんな悩みも「NY152」の存在が和らげてくれていた。実はその大手チェーンを経営する「NY152」のジョー(ハンクス)は商才はあるものの、女性に対しては苦手意識を強く持っていた。彼もまた「ショップガール」(キャスリーン:ライアン)というハンドルネームの女性とメールで話をするのが日々の楽しみだったのだ。やがてジョーはキャスリーンの店で彼女に出会うが、自分のチェーン店が彼女の店にとって大きな障害になっていることを承知しているだけに微妙な心の揺らぎがある。お互いメル友であることにジョーは気づくが、キャスリーンは知らない。そして2人は出会い、お互いが置かれている仕事上の立場が明確になったジョーとキャスリーンは犬猿の仲になってしまう。そんな2人にとってメールは相変わらず「ココロの拠り所」。ラストで2人のメル友はリアルに出会うが・・・。
監督ノーラ・エフロン、主演トム・ハンクス&メグ・ライアンという「めぐり逢えたら」(1993)のゴールデン・トリオが再び相まみえ、Eメールという今風の媒体を利用したラブストーリーに挑戦した作品。だが、このモチーフ、実はエルンスト・ルビッチ監督の「桃色(ピンク)の店」(1940, モノクロ)のリメイクに相当するものである(因みに時代的な背景もあり、意思疎通手段は「手紙」である)。
現在は21世紀になり、インターネットも本格的に世界を駆け巡るようになった。1998年当時はまだ「電子メール」と呼ばれた連絡手段も、「ピポパポ・・・」で始まるモデム(電話有線)で繋ぐもので、今見ると旧式に写る。また、そこここに登場するPCのディスプレイもブラウン管で「ドでかい」ものだ。それでも、当時は「最新鋭」。
いやいや、野暮な指摘は兎も角、メグとトムの軽妙な会話(あるいは文章)を大いに楽しむべきで、2人の距離が(メールの助けもあって)徐々に近づいていくのも注目だ。
さて、今回の、
この鑑賞で、2020年の私の映画鑑賞は52本目(うち劇場1本)となりました。
最後まで読んでくださって、誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。