こちらは、重度の卵管両閉塞、複数の巨大子宮筋腫。
お医者様に「自然妊娠は無理です」と言われた私が、第一子を妊娠するまでのリアルストーリーです。
以前、アメブロに記載していたものを一部修正して転記します。
今、必要な方に届きますように・・・。
私のリアルストーリー① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧
~やっと会えたね~
不安な気持ちで向かえた2度目の妊娠検査。
今日こそは胎嚢が映って欲しい!
祈るような気持ちで診察室に入りました。
前週の血液検査でhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の数値が500だったので、やはり妊娠している事には間違いない。
最後の生理日が曖昧だった私ですが、この数値だと大体5週後半位の値なので、一週間たった今日は6週後半位という予測でした。
6週だと胎嚢が見えてこないといけない週数なので、今日胎嚢が見えなければ、子宮外妊娠の可能性高くなるという事・・・
診察台に上がる手が緊張で震えていました。
そして経膣エコー
「う~ん。やはり筋腫で見えづらいですね…」
どうか映りますように!!!!
「あ!!!あった!!!!」
直径60mmを越える筋腫の影に隠れるようにして23.8mmの小さな胎嚢が見つかったのです。
やっと会えた喜びと子宮外妊娠でなかった安堵で、私の目には涙が溢れ、みるみるうちにモニターが見えなくなっていました。
~筋腫を持って妊娠するという事~
ようやく胎嚢が見えて、ホッとした私でしたが、実際に子宮筋腫をエコーの写真で見せられて改めて驚きました。
赤ちゃんを包む胎嚢の何倍もの大きさの筋腫・・・
しかも、大きいサイズが全部で3つ!
赤ちゃんが押し潰されてしまう様な事はないんだろうか・・・?
不安がっていると、先生が筋腫のリスクを1つ1つ紙に書いて説明してくれました。
◆筋腫が赤ちゃんの成長を妨げる恐れ
◆お腹が張りやすく、流産や早産のリスクが高い
◆14~20週の間に筋腫が「変成」を起こすと激痛をともなう
◆「変成」の痛みでお腹が張ると切迫流産しやすい
◆出産時に筋腫が産道をふせぐ可能性が高い
色々なリスクは考えられるが、あとは赤ちゃんがスペースのある場所に胎盤を作れるかどうか、成長できる場所を確保できるか
全ては赤ちゃんの成長次第なので今はなんとも言えない
というのが先生の回答でした。
しかも、妊娠中は子宮に血液が集まるので筋腫もぐんぐん育ってしまうのだとか。
これまで筋腫があって、困った事はありませんでしたが、妊娠にはかなりの障害になるのだなと思いました。
「しかし・・・。よくこれだけ大きな筋腫がいくつもあって妊娠できましたね。
普通は妊娠できませんよ」
そうだ。
重度の卵管両側閉塞
複数の巨大筋腫で着床スペースがない
「自然妊娠は無理です」と宣告された私。
そんな私のもとに奇跡的に宿った命・・・
「この子の生命力を信じよう!!!」
その時私はそう心に決めたのです。
つづく
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