「可愛い〜〜!!!!」
「すご~い‼ぱっちり二重ですよ!!」
出生時に子カバを取り上げてくださった助産師さんの第一声でした。
私は、
(え?そうなんだ!?)
という気持ちでした。
女の子だと分かってからは、できる限り可愛い子を。と願っていたが所詮は我が子。
私&夫=子
特に私。私は個性的な顔をしている。
エコー画像の子カバは私にそっくりだった。
ぶちゅっとしていてパーツの主張が強い。
出産を経験した人に聞くとエコーと同じだった、違ったという意見は分かれていた。
なんとなく私に似てこんな顔かなと想像していた。
割と幼い頃から自分の容姿に悩んできたため、娘には同じ思いをして欲しくないと願っていた。
私の父と母はブサイク!という顔ではないと思うが、どういう事か私の顔は面白い仕上がりになった。だから両親のどちらかに似ている!と言われる事もなかった。
ちなみに兄が居るが、兄もまた父にも母にも私とも似ていない。他ではあまり見たことのない、みんな違う顔一家であった。
私は顔も体型も両親のどちらかから遺伝したという分かりやすいところがない。
恐らくだが、隔世遺伝も含めてごちゃ混ぜで産まれてきたのだと思う。
整形も経験した。
今でもアイプチをし、理想の二重まぶたを毎日つくっている。
夫には、
「顔が変わる、化粧をしている方がいい。」
と言われている。
よく耳にはする
「スッピンの方が好き。」
というワードは私にとってはあり得ない。
夫だけではなく普段化粧をしている姿を見ている人の前でスッピンや薄化粧で出ていくと、あからさまな注意が入る。化粧した方が良いよと。
そのくらいスッピンを出してはいけないものだと自負している。
私が我が子の見た目問題を気にするのは、こういった背景がある。
とはいえ行き過ぎたルッキズムという程でもなく、今は自己完結し呑気な生活を送れている。
産まれてきた我が子と初対面した時は、驚きました。
私にまったく似ていない。
キレイな二重まぶた、ぱちくり目の可愛い女の子が我が子であった。
どんな親も自分の子が1番可愛いと思うもの。というが、俯瞰的に捉えても可愛いと思う。
いまもなぜこんな娘が産まれてきたのかと、不思議に思うことがある。
年頃になれば、娘も自分の容姿になにかしら悩んだりする事もあると思う。
私の経験を通して伝えられることがあればいいなと思う。