稀勢の里さんのお名前が、
コチラ側に来ているのを見るのも、
最後である。
稀勢の里さんがいなければ、
館内のあんな光景、見られなかったよなー…
九月場所。
“結び” 周辺になると、毎日、
観客みんなが、身を乗り出して
土俵に釘付けになったよねー…
みんなで応援して、
みんなで喜んで、そして悔やしがって。
印象的だったな。
昨日、現役最後の土俵となった三日目。
ほんの数枚しか撮っていなかったけど、
偶然残っていた、立ち合い直前の写真。
これが、最後だったか。
この件に限ったことではないが…
たとえば、ご本人が、ご自分を戒めるような、
恥じるような、厳しいお言葉を述べられるのはよい。
うむ。 ご本人が仰るならよい。
真のファン含め、理解者たちが
“愛の鞭”として仰るのも よいだろう。
だが、
本人でもないし、
理解者と言えるほどの域にも達していない。
知っているようで、知らないことばかり。
と、いうのなら…
出来る限り、
まずは 素直に、その人を知ろうとしてみたいものである。
その人のステキな所に、今からでも気付きたいものである。
そして、感謝の心を持ちたいものである。
そう思った、稀勢の里さんの引退でした。