鬼滅の刃、煉獄さんのシーンで毎回爆泣きなんだけど(オープニングがまた泣けるのよねぇ)、
その一方で、猗窩座の勧誘プレゼンが雑すぎて何度観ても「おいっ!」とツッコミたくなる。笑
猗窩座(アカザ)「すばらしい提案をしよう。お前も鬼にならないか?」
煉獄(レンゴク)さん『ならない』
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猗窩座「鬼になろう、杏寿郎。そうすれば100年でも200年でも鍛錬し続けられる。強くなれる。」
煉獄『(…略)君と俺とでは価値基準が違う。俺はいかなる理由があろうとも鬼にはならない!』
みたいなやりとりが何度も繰り返される。
言い方は微妙に変わるけど、基本的なメリット提示はずっとこれ
鬼になれ!
強くなろう!
鬼化のメリットが「強くなれる!もっと戦える!強さを磨こう!」の一本槍。
これで煉獄さんにプレゼンし続けているんですけど、当然きっぱりと断られるわけです。
笑うわ。笑
※猗窩座ファンの皆様、ごめんね!
何度しつこく提案を繰り返そうが、相手にメリットがなければ動きませんから。
猗窩座はプレゼンがめちゃくちゃ下手だなっておもいました。
煉獄さんが鬼になる可能性はほぼないにしても、もうちょっと煉獄さんの心を動かす提案方法があったんじゃないかと思うんですよね。
「鬼舞辻無惨を倒せる肉体を手に入れませんか?」
とか
「(鬼化して)肉体を強化して、より多くの人を助けたいと思いませんか?」
とかさ。
※漫画の設定的にそれは不可なのはわかってます。笑
相手の価値観や人生観を無視して、”僕が考えた最強のメリット”をひたすら繰り返して、相手が大事にしているものを侮辱して、おまけにいきなりぶん殴って…
相手を動かすことは無理やろな( ◠‿◠ )
で、まあ、アニメの世界だから起きているのではなく、現実社会でもこういう会話、とくに夫婦の会話でよく見かける。
今日、たまたまインスタで流れてきたのを見かけたんだけど…
妻「料理はね!作って終わりじゃないの!後片付けまでセットなの!!怒」
夫「今日はやらなかったけど、やっているときも…」
妻「数回でしょ!!!!!あれくらいでやったつもりにならないで!!!!!!!!!!怒」
この言い方で相手に伝わるのって
・貴様は自分の役割を果たしてない
・だから私に怒られて当然である
・怒られたくないのであれば、ちゃんと家事をしろ
せいぜいこんなもんよ。
あ、猗窩座のプレゼンと一緒…:(;゙゚'ω゚'):
※きついこといってすまぬ。
※いや、どちらかというと、無惨様のパワハラ会議のほうが近しいか…
インスタで流れてきた一場面しかみてないから、勝手に判断するのも失礼かと思うんだけど、
猗窩座プレゼンと同じよね。
キャラデザナイスな猗窩座(声優:石田彰 氏)でも煉獄さんは心動かなかった。
それなら、一般人のわれわれは、もっと知恵をはたらかせなきゃならん。
しかも、上記の方法で言ったことをやってくれるようになったとしても、
嫌々
しぶしぶ
妻がキレるのがめんどうだから
やるようになるだけ。
最大でも「言われたことだけはちゃんとやる」なんだから、奥さんの不満は解消されない。
むしろ、「もっと頭使って考えてよ!」とさらに不満を感じるケースも多いんじゃないでしょうかね。
で、これを旦那さん側からみると、
・ちゃんとやっても褒められない
・少し足りないと非難される
この状況が続けば、相手は拗ねます。
・どうせ俺のこときらいなんだろ
・俺はこの家に居場所がない
・いてもいなくてもいいんだろ
・もうどうでもいい
・相手がどう思っているかなんてどうでもいい
・嫌われようがなんだろうがどうでもいい
・話を聞くだけ無駄
・どうせ面倒ごとを押し付けようとしてくるんだろ
・俺のことなんて考えてくれないんだから、俺だってお前のこと考えないよ
・やってもやらなくても結果は同じ
・どうせ文句言われるんだからやらない
となって、夫婦仲は悪化の一途をたどるのであーる。
南無阿弥陀仏(岩柱)
「いや、そうはいっても、家事をやりたい男性なんていないじゃないですか?」
「私に押し付け、面倒ごとから逃げようとしていると思うんです。」
という声が聞こえてきそうなのだけど、
それがまさに猗窩座が煉獄さんに「鬼になれ」を繰り返して、イエスをもらえないのと同じなのでは。
※なんらかの発達障害がある場合は除く。
”家事やって”じゃなくて、
”より豊かな日常生活を手に入れませんか?”
っていうアプローチをする。
より豊かな日常生活っていうのは、例えば…
・美味しい食事が食べられますよ
・いい香りのする空間で過ごせますよ
・ほっとする空間で過ごしませんか
・休日はあなたの趣味の時間にすることができますよ
・仕事に集中したいならそれをサポートできますよ
・挑戦したいとおもっていることがあるなら応援しますよ
・たくさんの友人と過ごす時間が得られますよ
まあ、人による。笑
我が家、週末にまとめて買い出しにいくんだけど、
私「(私と一緒に買い物にいけば)来週の夕飯は好きなメニューにすることができるよ!」
と、そういうメリットを提示してる。
私も夕飯メニュー考えなくて済むし、夫は食べたいもの食べられるしwin-win!!!!
夫の場合は、すでに習慣になっているからってのもあると思うし、私に重い荷物を持たせたくないっていうのもあるとおもうけど、
私は私で、夫を単なる荷物持ちとしては扱ってない。
だから、毎回誘うとルンルンで買い物してくれてます。
(わざわざ夫に言うことはないけど)
で、これは、
会話のない夫婦には厳しい_:(´ཀ`」 ∠):
ふだん会話してないので、相手の価値観がわからないから。
で、相手の行動を変えようと思って色々コミュニケーションとるけど、当然、相手は動かない。
猗窩座プレゼンになってるから。
猗窩座も煉獄さんを気に入ったんだったら、茶飲み友達からはじめて、相手の価値観を知ってからスカウトすべきだった。
あれで鬼になると思っていたんなら、相手のこと舐めてたんだと思う。
で、さらに
「夫がはなしを聞いてくれないんですが、私は舐められているんでしょうか?」
という質問をいただくことがあるんですが、
・舐められているし
・あなたも舐めてますよね
で、こういう状況に陥っている夫婦関係の場合、
①褒める
②ありがとうを伝える
③自分の限界値を把握して、NOをいう。
この3つが必要。
「相手を褒める」系のはなしをすると
「過去に褒めたけど、全然効果ありませんでした」って反応一定数もらうんですけども、
1回褒めたら
1回何かやってくれる
とか、
1回褒めたら
やる気が無限に出る
とか、そういうことじゃないので。
褒めて褒めて褒めて褒めて褒めて褒めて…多めに見積もって1年くらい褒め続けて
嬉しいな。気持ちいいな。という関係の土台
をつくることがまず先。
そういう関係があたりまえになると、
・この関係がなくなっちゃうの嫌だな〜…
・だったら相手の話ちゃんと聞かないとな!
ってなる。
で、拒絶パワーが発揮されるから、はなしを聞いてもらえるようになる。
毎日、ゴミ食べている人に
「これやってくれたら白いご飯あげるよ」とか、
「白いご飯あげるからこれやってくれる?」といっても
やってくれるときもあるかもしれないけど、
「なくても生きていける」って思っているからやってくんない。
でも、毎日ホカホカの白いご飯食べている人にとっては、
白いご飯をたべられなくなるかもしれないことは超避けたいこと(←拒絶パワー)なので、
なんとしても白ごはんライフは死守したいので、
当然、やる。
それが”褒める”の効果。
ホカホカ白ごはんが定番になるまで、しつこーーーーーーーーーーーーーく褒め続けるのが大事。
で、それをやるには、まずは”相手を褒められる自分”になる必要があるので、自分をメンテしてあげる(ダイヤモンドを思い出す)がだいじですよね。
ほんじつはここまで。
応援しています!
三上みひろでした。