「 ・・ えと 、 」
サエにじっと見つめられたのが恥ずかしかったのか
両手で顔を隠す柏木さん 。
この人 、 本物の2重人格だということがよく分かる 、
「 あの ホテルまで ありっ 「 ねね ~ ! 」
お礼を言おうとした柏木さんにすかさず声を掛けたのは
サエの腕にしがみつくトモだった 。
「 は 、 はい っ ・・ 」
「 柏木由紀ちゃん ? まぁいいゃゆきりん ッ !! 」
「 そう言ってもらえると 嬉しいです ・・ * 」
柏木さんはトモに少しだけ心を許せたのかな ?
表情が明るくなった、
でもトモをなめてはいけないと 、
「 で 、 さっきの 超 ~ ッ エロいの何 !
何でサエを選んだの 、 ?
トモに対抗してるってゆ ー の ぉ !! 。 」
みんな呆れ顔 、 これは アタシも予想してたけどさ ・・
哀れなことに戸惑いを隠せない柏木さん 。
これはかわいそうでならない 、
うん 止めるしかかぁ ・・
「 トモ ? 仕方ないでしょ ー っ
怒んないの ! 」
「 ユーコぉ 、 だって ・・
む トモ負けないよゆきりん ッ !
だから よろしく 、 」
結局はトモは優しい子だってことも皆知ってる、
また戸惑いながら柏木さんは手を差し伸べる 。
そして2人でニコニコと笑顔を交わしていた 、
「 あ っ これから皆さんどうなされるんですか ・・ ? 」
「 旅人ですもん ! 宿なんかに泊まっちゃったり ~ ♪ 。 」
「 ここらへんはホテルしか ・・ 」
「 どうしましょうサヤカちゃん皆さん! 非常事態だ ー っ 、 」
宿にしか泊まる気のないキタリエにサヤカが
びしっとノリツッコミ 、
「 柏木さん ・・ もあれだし 、 ゆきりん !
ゆきりんは家あるんでしょ ? 」
「 いや ・・ 私 事情で1人で暮らしてて 。
最近 借金まみれて家追い出されたばかりで
今は一番大切なこのドレスだけなんです 、 」
そういってミニドレスの裾に優しく触れるゆきりん 。
なんだか放っておけないよ 、
「 じゃあさ ~ っ ハルナたちと旅しよーよ っ ∵ 」
ハルナの提案に全員がのる 、
サエはあんまり納得していなさそうだけど ・・
「 へ !? 。 いいんですか ・・
私 度々 カシワゲちゃんになっちゃいますし 、 」
「 そんなの関係ないよ ! 」
サヤカのガッツポーズ、 たくましいよサヤカ 。
「 いつでもトモが対抗してあげるもん ・・ ♪ 」
唇に人差し指をあて上目遣いするトモ、 すでに対抗はじめてます っ 、
「 よろしくゆきり ~ ん ! 」
「 ハルナと仲良くしよーね 、 」
マイナスイオンをだす ハルナとアキチャ 、
「 ブラックさーん、 サエああいうの弱いからね
もうしないでよ ー 。 」
ちょっとそっけないサエ 、
やっぱ気にしてるみたい ( 笑 ) ←
それに少しムッとするゆきりん 。
( 誤ってるんだしみんなも許してくれてるんだからいいじゃない、
いつまで引きずるつもりこの女 、 ← )
とでも言いたげに唇とがらせツンとしていた 、
「 サエは素直じゃないから ー ・・ 」
「 な 、 ユーコ ! 」
「 ゆきりん っ これからよろしく * 」
「 はい ! 」
ひょんなことから増えた人間、
ただ嬉しいことには限りない 。
魔法使いと人間、
人間界に来てからいいことないけど
やっぱし人間界
捨てたもんじゃない 。