ゆきりんは、3期生
佐江の後輩。
だけど今は大きな、大きな、先輩。
遠い 存在。
「みんなー!集まってー」
うわぁ~
ゆきりんが・・
ゆきりんが・・・・
キャプテンやってますよ皆さん!←
ゆきりんがキャプテンになってからもう大分経ってるけど
最近本当にキャプテンなんだな、って今更実感してる佐江が居る。
だって、今じゃ順位だって、ずっとずっと違う。
去年の総選挙はゆきりんが8位、佐江が9位。
その時はゆきりんと隣の順位で、ゆきりんが大好きな佐江には嬉しい事だった
そして何よりメディア選抜に入れたことが嬉しかった。
だけど今は
佐江は順位を落とし11位。
そしてゆきりんは順位を大幅にあげ、3位
神7に食い込んだ。
去年は総選挙の後
”7位の壁は越えられないよね~”
って、笑いながら話してたのにな。
一番超えられないのは佐江なんじゃん
あー、佐江本当駄目だわ(笑)
こんな自分が嫌いすぎる
消えちゃえばいいのに
佐江なんか・・
ゆきりんの眼中にも入ってないもんね?
佐江は皆と離れた1つ寂しいベンチに腰をかけた
遠くから皆のにぎやかな声
その声は今の佐江には辛くて、苦しくて仕方なかった
その時だった。
向こうから何かを探して走る人が見えた
それは、確認しなくてもすぐに分かった
”ゆきりん”だって・・。
ゆきりんは佐江を見つけると”あっ”という表情になり駆けつけてくれた
「・・っ佐江ちゃん!!」
ハァハァと息を切らしながらゆきりんは佐江の座るベンチの隣に腰をかけた
こんなに体が弱いのに
佐江を探すために?
佐江に会いたくてこんなに探してくれたの?
ここは人があまり来ない場所
きっとゆきりんは色んなところを探してここにきてくれたらしい
どうりでこんなにも疲れているのだから
それを思うと佐江はゆきりんが急に愛しくなった
隣に座るゆきりんを佐江の方に引き寄せ抱きしめた
「佐江ちゃん!?・・恥かしいよ・・・」
「ゆきりん・・可愛すぎるって。」
佐江の為に何でもしてくれるゆきりんは
きっと佐江との差なんてないって思ってるだろう
だけど確かにゆきりんと佐江の差は何倍もある。
だけど追いつこう
まだまだ時間はある。
また、ゆきりんの隣に行きたいから
ゆきりんの隣で、輝きたいから。
ニコッと微笑んだ美しい花の隣に・・