何故でしょうか。
何故神様は私に意地悪をするの?
いつだって遠いのはハッピーエンド。
私の事を好きだって言ってるたかみなは、
結局いちばんはあっちゃんなの。
たかみなに愛してもらいたいわけじゃない。
だけど、結局他の人と結ばれたいなら
気安めに私に好きなんて言わないで
信じてしまう事すら怖かった。
だからいつだって素直になれなくて
私を妹の様に可愛がってくれてた麻里ちゃん。
麻里ちゃんも、結局好きなのは卒業しちゃったあの子
歳もずっと離れてるのに
私と話してるときだって頭の中ではあの子で
満たされない気持ちでいっぱい
正直つまんなかった。
そして
誰より素直になれないけど
誰より好きだったあの人は今は私じゃなくて他の人を愛してる。
どうして私じゃないの?
私は貴方の事好きだったの
だけど、貴方は私じゃない他の誰かを選んだ
なら私にかまわないでよ。
他の誰かと付き合う貴方は今でも私の前をうろちょろうろちょろ
けれどこぼれるのは笑みばかり。
だけどこぼれるのを我慢するのは
涙ばかり。
貴方が他の誰かと居るとき、
私といるときよりもずっと何倍もいい笑顔をするから
こらえた涙はおちるばかりで
悩みをもつなんてらしくない
ななんて思うけど、恋しちゃえば悩みは堪えないんだって
みんなの気持ちがわかった。多分それ以上に
「小嶋さん。なーに悩んでるの?」
来た。
隣にまた小さいおっさんが。
この自覚の無い、人を傷つけている事を分かってない人。
「ばか、みぃちゃんが寂しそうにしてるじゃん。」
「んー☆みぃちゃんごめんね、今はにゃんにゃんと話したいことがあってさー」
私を優先してくれるの
少しだけ期待してみたけど
やっぱりみぃちゃんに話しかける貴方の笑顔はまぶしくて、
「優ちゃん、女の子の気持ち分かってないね。」
みぃちゃんが可哀そうだなって少し思った
だけどそれ以上に
優子のそんなまぶしい笑顔をつくれることが羨ましかった
「何さー、まぁみぃちゃんとは付き合ってまだ1カ月だからなぁ。でもみぃちゃんは愛してるどすー☆」
ばかばかばかばか
それだってば
それがいけないんだってば
私にとっては
もう1か月だもん
優ちゃんの本当の大切さを感じて1か月
2人が付き合うって聞いた時
どれだけ私が寂しかったか
辛かったか分かる?
それでもでてきそうな涙をこらえて
笑顔をつくって・・
みぃちゃんに一番暖かい笑顔でいえたんだ
「おめでとう」・・って。
その後のみぃちゃんの笑顔も美しくて
ああ、今の陽菜みぃちゃんより可愛くない
初めて思った。
「あのね優ちゃん ずっと言いたいことがあってね」
本当は言うつもりだった
陽菜は優子が今でも好きだよ
って。
けど言いたかった 言えなかった
だってね、今の優ちゃん
陽菜に片思いしてた頃よりずっと幸せそう
陽菜は今更優ちゃんをまた迷わせる気ないし
みぃちゃんにも幸せになって欲しいし
だってね、優子に片思いされてた時の私は
誰より幸せで悩みがなかったんだもんね。
きっと今のみぃちゃんと優子もそう。
「なーに?小嶋さん。」
今なら笑顔で言える気がする
みぃちゃんに言った時よりずっと笑顔で。
「・・おめでとう。幸せになってね!」
言えた。
素直に言葉を伝えられた
それを聞いた優子も
”任せて!”って笑顔になって
席を立ちあがり部屋をでようとする
その時優子に引き留められた
まだ私を苦しめるの。
そう言おうとしちゃったけど
「・・あたし、陽菜のこと好きだったよ!」
やめて、やめてよ
どうして今更そんな事言うの
私は知ってた
気付いてた
優ちゃんの気持ち
けどもう振りかえれない
泣き顔は見せられない
「・・ありがとっ。こんな陽菜を好きで居てくれてありがと・・」
涙声で必死に呟いて部屋をでた
部屋を出るときみぃちゃんとぶつかる。
「・・陽菜?」
「ごめんねみぃちゃん、」
私まだ優子の事が好きみたい
6年頑張ってきた仲間よりも
少ない時間を共にしてきた優ちゃん。
けど、恋ははっぴーえんどじゃなきゃ始まらない。
みぃちゃんの頬は涙を伝っているけれど
笑顔は変わらない。
部屋から優子がでてくる。
「へへっ みぃちゃん少し邪魔しようとしただけだもん!やっぱこじゆうかっぷるなきゃはじまんないよね!へへ、お邪魔みたいだからいくよ!」
最後まで笑顔で、だけど涙はずっとながれてて
あんな純粋に
ひたむきに恋したみぃちゃんを誇りに思った。
「にゃんにゃん、こんな優子でよかったら付き合って下さい。」
答えはもちろん決まってる
「陽菜でよかったら」
