パート6
最近私たちは、事あるごとに
「石鹸でしっかり手を洗いましょう」と言われます。
たとえば、新型インフルエンザやノロウイルスなど、感染症の
脅威にさらされたとき、多くの人が一日に何度も、薬用せっけ
んでゴシゴシ手を洗い、おかあさん方は子どもたちにも口を
酸っぱくして、「ちゃんと手を洗いなさい」と言っていたのでは
ないでしょうか。
しかし、手を洗うことは大事ですが、
「薬用石けんでゴシゴシ」はいけません。
手についたウイルスなどは、水道水を流しながら
10秒も洗うと、ちゃんと落ちます。殺菌効果の高い薬用
せっけんで一日に何度も手洗いすると、皮膚常在菌という
皮膚を守ってくれる細菌まで殺菌してしまって、かえって
ウイルスなどが皮膚に付着しやすくなります。
皮膚常在菌には、表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌を
はじめとする約10種類以上の細菌があります。これらは
皮膚の脂肪を食べて、脂肪酸の膜をつくり、
皮膚を弱酸性に保ちます。
そうして酸に弱い病原菌をシャットアウトしてくれるわけです。
洗いすぎると、その皮膚常在菌の作る皮脂膜がはがれ、
そのしたにある角質層に隙間ができてしまいます。皮膚を
組織している細胞が、バラバラになって、ここから、
ウイルスが侵入してしまうのです。
これは、アルゲンについても同じです。
手を洗いすぎて肌がカサカサになると、角質層の隙間から
アレルゲンが侵入しアトピー性皮膚炎や乾燥性皮膚炎を
引き起こすことになるのです。
子どもたちにも、外で遊んで帰ってきた後や食事の前に
手洗いさせることは必要ですが、よほどひどい汚れでな
い限り、薬用せっけんは必要ありません。
石けんを使うのは、一日に2回くらいに
控えたほうが無難でしょう。
次回のブログは、
「殺菌作用の強いうがい薬を使うと、のどを守る菌まで
やっけられ、逆に風邪やインフルエンザに
かかりやすくなります」をご紹介しますね。('-^*)/
新井伸介先生の動画も見てくださいね!
長野県中野市で昭和32年(1957年)にリンゴ問屋の息子として生まれました。
もはや国に頼れない!