パート3
日本で初めてスギ花粉症の症例が認められたのは、
今から約50年前、1963年のことでした。
私の先輩である、東京医科歯科大学の
斎藤洋三博士が発見しました。
患者さんは茨城県日光市住む成年男性でした。
原因はもちろんスギ花粉ですが、日光のスギ並木は
花粉症が発生したその年に
植えられたものではありません。
17世紀前半に、全長37㎞、約2万4千本の
スギが植えられたそうです。
つまり、スギ花粉は昔から飛んでいたのです。
しかし、昔の人はそのスギ花粉を吸っても、
スギ花粉症にはならなかったわけです。
ということは、昔の人にはスギ花粉を異物として
排除する機能が、体内に備わっていたのだと推測できます。
スギ花粉症は第一号が出た63年から
毎年のように増えていきました。
60年代半ばといえば、ちょうど結核や寄生虫の
感染者が減り、清潔志向が高まっていく頃です。
それと同時にその他の花粉症やアトピー、ぜんそくなどの
アレルギー性患者も猛威をふるい始めたのです。
次回のブログは!
西ドイツと東ドイツのアレルギー発症率は大きく違う!
をご紹介しますね~ ('-^*)/