外から祭囃子の横笛の音が聞こえている。
あの音、今週ずっと風に乗って聞こえてた。
練習してたんだろうと思う。
甲高い音なので聞こえたんだろうなぁ。
昨日の午後、家族が出席した結婚式の主役は、
新郎新婦とも同じ会社。
相方は新郎の上司としての出席だった。
新婦の上司と先輩(女性)は、私が入社後5年いた部署
(その後、私の担当していた仕事部門は独立した)の、
1期下の人。元・同僚。
新婦の友人の一人は、
私が会社を辞める時に後任として配属された、
直接仕事を教えた最後の子だった。
新婦とは同期なのだとか。
なんとまぁそんなことで、
披露宴が間もなく終わる時間に、
相方がその方々が私が来てるなら会いたいと言ってるから、
会場のとこにおいで、とメールをくれた。
挨拶しなさい、ってことですね。
今回の結婚式、新婦の部署が私が元いた部署で、
上司が元・同僚だということはわかっていた。
ホテルについてすぐ、
今は上司になっているその同僚を見かけたのだけど、
「私が辞める前2年ぐらいは、仕事上でよく戦ってたからなー」
と、挨拶はあとでいいよと逃げるワタクシ。
「うちの部長が言ってるから」と記事の載せ方、書き方に
注文を出してきて、
それをしないと私が損をする、今後協力してあげないよ、
みたいなプレッシャーをかけてくるので、
「この記事は専務の確認了解ずみだから。
それでもそうするの?(あなたが)専務と掛け合ってくる?」と突っぱねる、
みたいなことを何度もした相手なのでした。
相方に話したら「2人とも子供やね!」と大笑いされた。
まぁ、30代前半の話で、それぞれに背負っていた
まだ当時はほんとにささやかな責任感から
やりあってたって感じ・・・かな、今思うと。
披露宴が終わって新郎新婦とそれぞれのご両親が出口に並び、
出席者とご挨拶をされているシーンを遠巻きに見ていたら、
相方が挨拶を終えて私の横に立った。
挨拶をしなさいと促されてる人たちが出てくるのを
一緒に待ってたら・・・。
視力0.1じゃ見えない距離なのに、
メガネをかけていたくないワタクシ。
細目でそっちを見ていたら、
男性と女性がこっちに向かって手を振ってる。
「ねぇ、手を振ってるよ」と、あんたにだろうと相方に言うと、
「あんたやがな」
「へっ、あれ誰?」
「・・・さんと・・・ちゃんやで。行ってき」
と背中を押され、
「おーっ、ひさしぶりぃ」と近づくことに。
「せんぱいー、あんただれ?はひどいじゃん」
と言われ、
「あ、見えてた?私、目が悪いのよ。ごめん、ごめん」
と言ったら、
「すぐわかったよ、先輩だって」
隣に立ってるかつてのカタキ(笑)も
ウンウン頷きながら笑ってる。
「元気そうじゃん」だって。
すぐ前には、最後の後輩がいて、
「ご無沙汰してますー」と挨拶された。
「元気ぃ?結婚したんだってね」
とひとしきり話をした。
そして、最後に一言
「元気でねー」と声をかけ、
さっきの元・同僚ふたりとは「またねー」と
挨拶を交わした。
どちらも普段の連絡は一切取り合っていないのに、
明らかな温度差がある。
当時の仲良し度合いはどっちもどっちなのに。
きっとそれは同じフロアでともに過ごした長さの違い、
くだらないこともたくさん知っていたり話したりしたかどうかの違い
だろうと思った。
たかが会社ではあるけれど(本気でそう思って過ごしていた)、
大人になるってことを一から学んだ場所であり、
それを同じ時期に同じようにしてきた人の間には
共通の何かが残ってるのかなと、あとから思ったのでした。
相方が勤めている会社ではあるけれど、
私自身もかつての同僚たちとの縁はまだ切ってはいけないらしい。
向けてくれる笑顔に温かいものを感じ、
感謝しつつ、ホテルをあとにしたのでした。
さて。
そろそろお祭りの手伝いに行かないといけません。
秋晴れでよかったわ。