十六日目-渚、痴漢に遭う-
12:00~22:00
遅番。
帰りの電車乗って
座ってすぐ
意識とび

ふとなんか
違和感感じて
戻ってくると
異様に私に
もたれ掛かってた
隣の人
手が
私の鞄の下の太ももを
すりすりしてる。
まだ完全に意識が戻らぬ中
ゆっくり
体を跳ね退けて
そいつの顔見て
「痴漢?」と
問い掛けた。
何もゆわず
正面を向いたまま
こっちを向かないそいつ。
とりあえず
ずっと見つめてみた
年下か
ちょい上か
割と若い不細工なそいつ。
デニムの上からでも
触るのかとか
眠いなとか思いながら
しばらく
見つめてた気がするけど
私には限界が来たようで
いつの間にか
意識とんでた

なぜっ。
どうしてっ。
ずっと見てたはずなのに
どうやって
意識とんでったのか
不思議

起きたら
隣は
おばあちゃんになっていた。
夢ぢゃない。絶対。
とりあえず寒いっ
