ダイハツ ライトバス
ダイハツ ライトバス
撮影地:和歌山県
撮影日:2012/03
車両詳細:ダイハツライトバスDV30N(尾張車体工業/鉄道保線車)
和歌山県にて撮影したダイハツ・ライトバスの廃車体です。「とんでもない廃バスがあるのでぜひ案内したい」という知り合いの案内の元、付いていくと言葉の通りそのままとんでもない廃バスの姿がありました。かつてはダイハツが生産をしていた小型バスであるライトバスDV30N、2tトラックであるV200のシャーシにバスのボディを架装してものがこのモデルです。
このダイハツ・ライトバス、実はバリエーションが豊富で梁瀬自動車(ヤナセボディ)製の架装モデルもありました。また、検診車などの特装車として先述した梁瀬自動車や尾張車体工業などが架装したモデルもありました。この個体は南海電気鉄道 保線課でかつて使用されていた特殊車両で、ボディは尾張車体工業の架装した車両でした。
文字やカラーを紛らわすため、倉庫として使用する際に下半分が緑色に塗装されていますが、フロント部分はカラーが露わになっています。バス型車両でありながら、南海系バス事業者である南海バスや御坊南海バス、南海白浜急行バスなどとカラーが異なり、南海電鉄の旧塗装になっているのもポイントですね。
フロントガラスは割れてしまっているようですが、車体の状態が非常に良好で貴重な廃車体です。今も監視カメラ付きの場所で倉庫として余生を過ごしています。
一部、DAIHATSUのエンブレムも残存していました。
フロント部分のベンチレーター。
サイド。窓割りがいかにも特装車といった雰囲気となっていますね。
タイヤは埋まっています。
乗降ドア。
リアはいかにも特装車といった雰囲気ですね。
独特な形状のルーフマーカー。
テールランプやバックランプは残存していません。
反対側は塗装がされておらず、当時の塗装が良く分かります。
それにしても綺麗な状態でこれには驚きを隠せませんでした。ライトバスDV30Nの登場は1965年。そう考えるとここまで状態の良い車両は日本中探しても他にあるでしょうか。
もしかすると、こういう特殊な車両は走行距離も少ないので、比較的近年まで現役だったのかもしれません。
車番はNo.3。他にも同型車がいたのでしょうか。
タイヤも埋まってはいるものの空気が残っています。
窓越しに見える車内の様子。
混合ガソリンステッカー。この図体でガソリン車だったとは・・・。
リアは扉付きかと思いきや小さいガラスが付いているのみ。保線車というのも特殊車両の中でも変わった用途で、その中でも廃バスとしてもかなり珍しいジャンルとなります。このDV30N、車史研の「1960年代のバス」などを見ると乗降ドア付近に丸形の梁瀬自動車のエンブレムが装着されているので、ポピュラーなモデルは梁瀬自動車が架装を行っていたのかもしれません。
そもそも、この頃初期の小型バスは改造扱いとしてトラックシャーシにバスのボディを架装しているものが多くダイハツ・ライトバスも例外ではありません。また、そういった車両は特殊車両としての改造も容易なため、そういった車両のパイオニアである梁瀬自動車、そしてこの尾張車体工業などの車体メーカーが製造に関与したのかもしれませんね。
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