阪急バス
撮影地:兵庫県
阪急バスの三菱呉羽ボディのNM101Hの廃車体です。現在は倉庫として使用されています。
この型の車両は吹田営業所の車両です。
・75-1411 大阪22あ2166
・75-1412 大阪22あ2167
・75-1413 大阪22あ2168
・75-1414 大阪22あ2170
・75-1415 大阪22あ2169
・75-1416 大阪22あ2161
・75-1417 大阪22あ2162
・75-1418 大阪22あ2160
・75-1419 大阪22あ2163
・75-1420 大阪22あ2164
・75-1421 大阪22あ2165
の計11台が在籍していました。
※上記情報はバスサイト「かっきー'sコーナー
」様を参照
この車両は75-1414です。
車番が残っていて、確認することができました。
車内は座席が全て撤去され、沢山の農業用ぼ備品が詰め込まれています。
運転席。
なんと、当時の営業ナンバーのステッカーも残存しています。
前部方向幕の型式プレートです。
ここまで営業当時の面影を残している廃車体は、そう多くはありません。
運転座席の後にも営業当時の面影が残っています。
以前発見した時よりもかなり荒らされていますが、未だにこのような貴重な物が残存しています。
呉羽ボディのプレート。
昭和50年、富山工場とあります。
型式プレート。
沢山あるスイッチもほとんどが残存。
急停車にご注意
照明。
こちらは照明カバーが外れてしまっています。
降車ボタンは全て残存していました。
つり革です。
サイドの方向幕は外されてなくなっていました。
サイド方向幕巻取器のプレート。
後部ドアの上にはブザーも残っていました。
後部ドア。
ノンステップバスが増えた今、このステッカーはあまり見かけなくなりました。
ドライバーはこのミラーで車内の安全を確認します。
非常コック。
非常口です。
多量のマッチ=火薬類だと昔から思っているんですが・・・・・
天井にはこのような物が付いています。
この色の日よけは最近あまり見かけなくなりました。何だか懐かしいです。
座席が取り外されていること以外は、ほとんどの物が営業時のまま残存しているように思います。
この時、このバスの周りには黄色い花が満開でした。
ちなみに、菜の花ではなく全てセイタカアワダチソウです。花粉症の人ならばくしゃみが止まらなくなることでしょう。
現在、路線バスではワンマン運転が日常的なのでこの表示はあまりバスでは見られなくなりました。
それでは、車外へ出て外見を撮影します。
この車体、NM101Hは少し丸い形状をしていて非常に特徴的なデザインです。
営業当時も貼られていたと思われるステッカーです。
偶然にも、当該車両である75-1414の現役時代の写真を載せているホームページを発見しましたが、その時撮影されている写真ではこのステッカーは貼られていませんでした。
ミラー。
車道側と反対側の方の指示器は破損せずに残存していました。
ライト。
黄色い景色に、うす橙の車体が生えます。
この車両を発見したのは2009年。
その時よりもだいぶ錆が進行し、ガラスの破損も酷くなっています。
三菱呉羽NM101Hはこの車両で初めて目にしました。
貴重なのであまり荒らされて欲しくないし、このまま大切にされながら倉庫として余生を過ごして欲しいものなのですが・・・・
後姿もまた、特徴的なデザインです。
柿の種テール。
牽引用フックの限界重量のプレート。
「人も車も交通ルールを」
撮影もし終わったし、そろそろ撤退します。
黄色い花畑の中にちょこんとある廃バス。
色は綺麗でしたが、花粉の影響か家に帰ってもしばらく鼻がムズムズしていました。
貴重な阪急バスの廃車体。以前は前部折り戸付近にポストが設けてあるなど、きちんとした管理がなされているようでした。
しかし現在は痛みが激しくなりつつあります。撤去されずにこのまま活用され続けてほしいものです。
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