俺は、23歳の時に交通事故に遭い、そのときの事故の影響で、右足大腿部切断で義足を履き、高次脳機能障害と診断されました。
いまでは、障がいを知ってもらうことで、インクルージョンな社会を目指しています。
インクルージョンとは、多様な人々がお互いに個性や価値観、考え方を認め合い、一体感を持って活動できる用になること。平等に機会が与えられることを伝えたいと思っています。
さて今回は、アウティングとカミングアウトについてお話しします。
■アウティングとは
他人の秘密を許可なく別の人に言うことと。本人の承諾なく第三者に漏らすことはプライバシー権侵害となると言われています。
障がいもこの内容に当てはまります。勝手に第三者に言うことは「アウティング」と言われています。
■カミングアウトとは
一方で、自分自身が秘密にしていることを明かすことは、「カミングアウト」。
俺は、自分自身で障がいをカミングアウトしていますが、これが第三者が勝手にすることはよくありません。
今回、俺が出版したノンフィクション小説『逆境のトリセツ』は、妻と共著です。
そうなんです。
これは妻だけが出版はできない本なんです。
障がいのアウティングと言う言葉をみなさんも知っておいてください。
あくまでも本人の意志が大切です。
ノンフィクション小説
『逆境のトリセツ』
俺の気持ちの変化は
「自分自身の障がいの
カミングアウト」
にあると思います。
あきらめない気持ち
になれる一冊です。
