俺は、23歳の時に交通事故に遭い、そのときの事故の影響で、右足大腿部切断で義足を履き、高次脳機能障害と診断されました。
いまでは、障がいを知ってもらうことで、インクルージョンな社会を目指しています。
■インクルージョンとは
多様な人々がお互いに個性や価値観、考え方を認め合い、一体感を持って活動できる用になること。平等に機会が与えられることを伝えたいと思っています。
■俺の高次脳機能障害は、2018年の秋に判明した
脳挫傷をした事故は、2004年だった・・・
高次脳機能障害という障がいについて、
義足のときと同じ感覚になった。
知られたときの社会の目が怖かった。
偏見が怖かった。
高次脳機能障害は、見えない障害だから、言わなくても良いのではないか。
と俺は、妻に言った。
周囲の理解が必要だと感じた妻は、
俺にカミングアウトすることを勧めた。
「あなたが所属するチームは、障がい者サッカーチームでしょ。
このチームだったら、理解してくれるはず」
妻はそう言った。
しかし、俺はチームのみんなになんて表現したらよいかわらなかった。
うまく表現できなかったのだ。
アンプティサッカーチームのみんな宛てに
文章を作ってくれと妻にお願いをした。
アンプティサッカーチームメイトの対応が
書かれているノンフィクション小説『逆境のトリセツ』