東京2020オリンピック開会式当日
開会式当日、ブルーインパルスの展示飛行がありました。青い空に描かれた五輪の曲線。いよいよ本番だと、わくわく感がありました。
一方で、本番までの間に長距離を歩いていたので、義足を装着している断端(切断した足)に不安がありました。痛みに耐えられるか心配でしたが、国立競技場に入れば、不安は一瞬にして消えました。緊張感と高揚感でどんどん気持ちが上がっていきます。
本番、私の担当は、エリトリアから始まりました。入場ゲートから一歩踏み出すと、ただただ眩しく、これまでに経験したことのない華やかな舞台がありました。両手はプラカードを持っていたので、義足歩行には、細心の注意を払いました。笑顔を意識していましたが、実際は自分でもよくわかりません。
全長400メートルの国立競技場を4か国(エリトリア、スロバキア、フィンランド、フランス)を歩ききりました。
■開会式直後は、言葉にできなかった
プラカードベアラ-の役目を終えた後、開放感ではなく、1週間合宿してプラカードベアラーの仲間やコカ・コーラの担当者の皆さん、スタッフの皆さんと絆は深まり感動を共有しました。
本番では独特の熱気と興奮がありました。その直後は、たくさんの人にサポートしてもらってその場を歩かせていただいた感謝の気持ちが本当に強くなりました。さらに、プラカードベアラ-は開会式にそのまま参加し、東京2020オリンピック開会式すべてを間近で観ることができた感動が一気に降り注いできました。
終わった後はただただ言葉に出来ませんでした。






