ななしさんから、記事「4A論文解法パターン講義(民法)改正対応講義の収録終了!」のコメント№31に、下記のメッセージをいただきました。
 
完全に主観ですが、ロー内で予備合格している人を見ると戦略によるものより、個人の資質による部分が大きいように見えました。

本当に合格者の勉強方法が様々で共通項を探しにくい状況です。(過去問使用の有無や予備校使用の有無)
論文だけでなく、努力でなんとかなると言われる短答でさえ十人十色の合格過程があり、過去問をほぼさわらずに合格する人もいます。
予備試験合格者は司法試験でも上位合格になる傾向がありますし、資質で劣る場合、勝負しても仕方ないのかなと考えるようになりました。
ここでいう資質とは頭の良し悪しではなくて試験が得意かどうかという意味です。
有名ブロガーの中には、再現答案も書いているし真摯に対策をしているにも関わらず再ローをしても結果がでない人がいますし、この仮定もあながち間違ってはいないかもしれないです。

とはいえ合格を目指すのであれば配られたカードで勝負しなければならないわけですし、前向きに改善していくべきなのでしょうね。
 
回答を作ってみたところ、他の受験生にも役立つ(というか私が伝えたい)普遍的なやり取りになったと思うので、記事にしました。
 
本当に合格者の勉強方法が様々で共通項を探しにくい状況です。(過去問使用の有無や予備校使用の有無)
論文だけでなく、努力でなんとかなると言われる短答でさえ十人十色の合格過程があり、過去問をほぼさわらずに合格する人もいます。
→過去問を「ほぼさわらずに」合格した人も、過去問を少しはさわったのだと解釈できるのですが、そうだとすると、「過去問使用」は全員「有」ったのでは?
…いずれにせよ、確かに過去問を「ほぼさわらずに」合格する人がごく少数いるらしいことは、私も伝え聞いてはいます(が、実際にお会いしたことはありません)。
ただ、そのような人は例外なく、そう簡単に身につけられないような特殊能力を持っている(ex.答案構成を全くせずにスラスラ答案を書ける、判例等をちょっと読んだだけで自在に使いこなせる)ということも、併せて伝え聞いています。
そのような能力と比べると、「試験が得意かどうか」という意味での「資質」は、過去問をくり返し解いて「試験」を受ける(疑似)体験を積むことで、誰もが獲得できるものだと考えています。
私も、上記のような特殊能力で「勝負しても仕方ない」とは思いますが、「試験が得意かどうか」では、勝負すべきだと思います。
 
あと、NOAさんの記事「十年後の受験生へ」も参考になるかもしれません。
 
有名ブロガーの中には、再現答案も書いているし真摯に対策をしているにも関わらず再ローをしても結果がでない人がいますし、この仮定もあながち間違ってはいないかもしれないです。
→“敵”=本試験(過去問)だけでなく“己”の敗因・弱点等に対しても「真摯」な対策なのかどうかまで、ブログだけから窺い知ることは難しいかもしれません…“敵”だけでなく“己”も知らないと、“百戦危うからず”にはなりませんから(cf.記事「司法試験系の“難しさ”の根底にあるもの」)。
 
とはいえ合格を目指すのであれば配られたカードで勝負しなければならないわけですし、前向きに改善していくべきなのでしょうね。
→そのとおりです!今年の4A出身の司法試験合格者の多くが、“敵”よりも「配られたカード」=“己”の能力等を基点にして対策を立てるとか、「配られたカード」で“足らせる”といった内容を勝因(の1つ)として語ってくれています!(編集する時間がなかなかとれないので、公開までしばらくお待ちください…)