私が最初に司法書士という仕事を知ったのは、中学受験時!
面接対策の本か何かで、「将来なりたい仕事は?」と問われたときに「司法書士」と答えることが推奨されていたので、実際に中学受験塾の模擬面接?でそのように答えてみたら、面接官役の先生が、「あー司法書士か~司法書士ね…(次の質問)」って感じで。
なるほど、大人にもよく分からない難しい仕事なんだなあ、面接官のツッコミを避けるための技としては使えるなあ…と思いました(本番ではそういう系の質問がなかったため、実際には使わず)。
さて、司法書士試験について私は、受けたこともないし、分析研究したこともないので、はっきりしたことは分かりません。
ただ、旧司受験生時代に、司法書士試験の勉強をしていた友人がやっていた商業・不動産登記法の短答過去問を、モスバーガーの向かい席で見て以来、「細かすぎる…こんな勉強よくできるなあ」と尊敬の念を抱き続けています。
少なくとも今の私が、仕事と並行して司法書士試験に合格できる自信は全くありません。まず現実的に、あんなに細かい勉強を、仕事と並行して始める気力が出ないという根本的問題が…。
もし今の私が専業受験生になれたら、楽に合格できる方法を徹底的に分析研究するでしょうけれども、どうなのかなあ…限界はあるでしょうから、結局、“コツコツ型”では全くない私には、分が悪い試験のような気もします。
他方、司法書士試験の合格者・受験経験者の方が、4A系講座・講義を受講してくださることも結構あるのですが、そのような方が共通しておっしゃるのが、司法論文の自由度の高さです。
これに戸惑う方もいらっしゃいますが、4Aを使って論文式問題を解いていくうちに、徐々に“カタさ”がとれていくようです。
以上を踏まえると、司法試験系から司法書士試験への転向がうまくいくかどうかは、結局、人によるとしかいえないと思います…司法書士試験に向いている人はうまくいきやすいでしょうが、向いていない人はうまくいきにくい。
それを見極めるためにも、まず第一に、司法試験系の敗因分析をすべきだと思います(昨年の動画↓の21分17秒あたり~等でもお話しているように、「もう司法試験系なんて絶対受けない!」と思っている方にも、毎年オススメしています)。
例えば、司法試験系で、継続的に勉強を続けるのが苦手というのが敗因になった人は、司法書士試験ではなおさらうまくいきにくいと思うのです…少なくとも、司法試験系の方が勝算が立ちやすい。
あと、司法書士試験の過去問を解いてみて、その感触を探るのも必須かと思います。