をアップします!

記事「今日(明けて昨日)は」で書いてみたものです。

 

民法は、手書力ピークだったと思われる旧司H17論文本試験時には、2時間で第1問88行+第2問40行くらい=合計128行(現在の1ページ23行の答案用紙では5ページ半くらい)書けていたけど、今回は合計4ページくらいしか書けなかったので、全くと言っていいほど手書き答案を作成していなかった約10年間で、手書力が70%くらいにまで衰えた計算となります。

この制約の下、制限時間内で得点効率を最大化することを目指して、得点効率が悪いと判断したことはガンガン無視して書いた答案です。

合計”の意味は、答案の各所に大きく“×”してあることからお分かりいただけるだろうか…得点効率を最大化するため、民事系では特に、このような“答案用紙浪費テク”(今思いつきで命名)を多用しました。

ページ数無制限の司法研修所起案では常套手段(結局書かなかったスペースに“×”をつける必要もない)なのですが、8ページ制限があるとはいえ到底そこまで書けない受験生にとっては司法試験でも有用どころか必須であることを改めて実感しました。

 

特に未受験の方には、私のもがき苦しむ様を是非読み取っていただきたいと思います。

ちなみに後日、そのもがき苦しむプロセスを収録・編集した動画もアップする予定です(cf.記事「司法H29論文書き終わった~」)。

お楽しみに!ヾ(@^▽^@)ノ

 

シャーペンで書いたところ(薄い黒)は問題文読み~答案構成段階で加工したもの、ボールペンで書いたところ(濃い黒)はボールペンで答案を書きながら加工したもの。

 

答案構成用紙は全く使わなかった…↑上記のとおり、問題文ラストの【別紙 図面】を利用して描図+答案構成をしたので。

この【別紙 図面】の存在が、【事実】2の5行目まで読み進まないと出て来ない(ので、そこまでの時点で答案構成用紙に描図し始めると、書き直しによるロスが生じるおそれがある)上、“【】”等で強調されていないので読み飛ばしやすい点は、やや悪質な作り(注意力を問う意図的な仕掛け?)だと思った。

 

↑このページの16~23行目は、時間に余裕があれば要件①~⑤の説明(ex.占有者について②と⑤の善意等を推定する186条1項が使えるかどうか)を書き加えるかもしれないと思っていたので空けておいたが、やはり余裕がなかったので終了直前に×した。

 

↑このページの19~23行目は、時間に余裕があれば、⑤善意無過失へのあてはめについて“なお書き”で書き加えるかもしれないと思っていたので空けておいたが、やはり余裕がなかったので終了直前に×した。

 

↑設問2・3間で乙+甲1土地と甲2土地の関係をどう捉えるかについての整合性も問われているように思い、配点割合等から設問3の方が処理しやすいと思ったので、設問3から答案を書いたが、書いている途中で既に、普通に設問2→設問3の順に書いた方が良かった(でも今さら修正する余裕はない)…と少しだけ後悔していた。

また、このページの18~23行目と次ページは、当初空けていた。時間に余裕があれば、18~22行目のような内容を結構な分量で書き加えるかもしれないと思っていたからだが、結局余裕がなく、終了直前に18~22行目を書き加えるにとどまり、23行目と次ページは×した。

 

 

↑このページの10~14行目は、時間に余裕があれば、甲2についての付随的賃貸借契約を締結したとみられる根拠を書き加えるかもしれないと思っていたので空けておいたが、やはり余裕がなかったので終了直前?に×した。

 

↑このページの16~23行目は、時間に余裕があれば、背信行為と認めるに足りない(2行目で“足りる”になっているのは修正忘れ…やばσ(^_^;))特段の事情をもっと書き加えたいと思っていた(ここが最も得点効率が良いと見ていた)ので空けておいたが、ほとんど余裕がない中で、16行目だけを書き加えて、17~23行目に終了直前に×した。

ちなみに次ページ↓の結論は、16行目の書き加えと17~23行目の×より前に書いたはず。

 

 

上記画像のうち答案をpdf化したものは、こちら(google drive)にアップしました。