受験者全体の平均点は、137.3点でした。
法務省から発表されている過去の予備試験短答式試験のデータによると、
予備試験平成28年度の短答式試験:全体平均134.6点、合格点165点
予備試験平成27年度の短答式試験:全体平均138.7点、合格点170点
予備試験平成26年度の短答式試験:全体平均137.3点、合格点170点
予備試験平成25年度の短答式試験:全体平均139.5点、合格点170点
予備試験平成24年度の短答式試験:全体平均134.7点、合格点165点
予備試験平成23年度の短答式試験:全体平均130.7点、合格点165点
となっていますから、これらと比べると…つ、ついに、短答過去問知識で解ける問題・肢の分量・配置や求められる能力だけでなく、平均点≒問題の難易度においても、予備短答本試験を模すことができたといえるのではないでしょうか!(∩・∀・)∩
ここで、今回のTAC『予備試験 短答模試』の受験者全体の平均点(137.3点)が、上記予備試験H26の全体平均(137.3点)と一致しますから、合格点も予備試験H26と同じ170点と設定することが考えられます。
しかし、予備試験H27の全体平均(138.7点)とH25の全体平均(139.5点)が、H26の全体平均(137.3点)より約1~2点高いのに、合格点がH26と同じ170点とされたことからすると、全体平均137.3点で合格点170点というのは、やや高めの設定だといえます。
また、予備試験対策の短答模試を受けるような人は、予備試験の全受験生平均より“出来が良い”と思われ、今回のTAC『予備試験 短答模試』の受験者全体の平均点(137.3点)を押し上げているでしょう。
これらの点を割り引くと、ドンブリ勘定ではありますが、今回の模試では、予備短答H26の合格点(170点)から5点を引いた165点くらいとれれば、明日が短答本試験でも合格できるレベルといえるかもしれません。
いずれにせよ、今回のTAC『予備試験 短答模試』を受験された方は、まず「各問の解法・解答プロセスはもちろん、予備短答模試をどのように復習・反省分析してH29年度予備短答本試験に活かしていくべきか等まで、予備短答模試の消化にかかる時間を最小限にしつつ、最大限の効果を得ていただくための解説講義」をn倍速で聞き流してください。特に、短答過去問で出題されたことのない“未知の問題”を解くときのプロセス等も説明していたりするので、参考になるかと。
そして、短答過去問ベースの記述等(解説冊子の各問題解説の各記述の最初の方に、(cf:予・平26-11-イ)等とあるもの)の正誤判断を間違えたものについては特に、間違えた原因と、それを克服するための対策を考えてください(相談にも乗ります)。
その際には、(cf:)に記載されている短答過去問と見比べることをオススメします。短答過去問知識を(ほぼ)そのまま出題したものもあれば、少し変えて出題したものもあり、それ次第で、間違えた原因と、それを克服するための対策が変わってくるからです。
予備短答本試験(5/21)まで約3週間というところまで来ました。
これを、約3週間“しかない”と評価するか、約3週間“もある”と評価するかは、あなた次第です。
あとは、『TAC予備試験短答模試(第1回)について 』と同様の内容を語ることになるので、同記事の3ブロック目以降をご覧ください。
最後のとどめに、
・いかに知識過多の受験生でも“未知の問題”が全体の半分は出題される短答式試験で、知識がなくても正解するための10個の解法テクニックを使って解くプロセスを、私が等身大の受験生の視点に立って実演する『短答過去問解法分析講義』
や、
・平成28年度の予備試験・司法試験短答本試験の全問題につき、私が等身大の受験生の視点に立って、どのように問題文を読み、どの肢等から、どのような思考を経て、どのようなテクニックを使って解いていくべきか、そのプロセスを実況中継しつつ、徹底的に分析する『H28短答本試験実況分析講義』
もオススメです。
特に一般教養科目については、正攻法どころかテクニック的な対策すらしていない受験生がほとんどですから、私が受験生になりきって、知識がなくても正解するための解答プロセスを実況中継する講義をn倍速で聞き流すだけでも、かなりの点数アップ効果が見込めます!(°∀°)b