受験者全体の平均点は、126.4点でした(≒昨年の模試第1回の速報値
)。
法務省から発表されている過去の予備試験短答式試験のデータによると、
予備試験平成27年度の短答式試験:全体平均138.7点、合格点170点
予備試験平成26年度の短答式試験:全体平均137.3点、合格点170点
予備試験平成25年度の短答式試験:全体平均139.5点、合格点170点
予備試験平成24年度の短答式試験:全体平均134.7点、合格点165点
予備試験平成23年度の短答式試験:全体平均130.7点、合格点165点
となっていますから、これらと比べると、全体的にかなり問題が難しかったといえるでしょう。
記事「2016年合格目標『予備試験 短答模試』
」でも書いたように、今回の模試では、昨年までとは異なり、
①「短答過去問知識を使って解ける問題と肢の割合はもちろん、短答過去問知識を使って解ける問題と肢の配置も、ある年度の予備短答本試験の問題に限りなく近づけ」た
②『短答過去問解法分析講義
』等で「予備短答本試験問題を解くために必要な“能力”のレベルまで徹底的に分析」した結果を反映した
のですが、
①直前期に確認しておいてほしい短答過去問知識を多めに配置したが、それが多くの受験生にとって難しい短答過去問知識だった
②予備短答本試験問題のスーパーハイクオリティに限りなく近づけた結果、それを解くために必要な“能力”として、高度なものを求めすぎた
のかもしれません。
当模試を受験された方は、まず解説講義をn倍速で聞き流して、上記①②による教育効果を得ていただいた上で、今年の予備短答本試験問題が難化したとき(もちろんその可能性も充分にあります)でも、普段どおりの実力が発揮できるかどうか…のシミュレーションに活かしていただければ幸いです。
ただ、そもそも予備試験対策の短答模試を受けるような人は、予備試験の全受験生平均より“出来が良い”と思われます。
その点も割り引くと、ドンブリ勘定ではありますが、今回の模試では、平成25~27年度の合格点から15点を引いた155点くらいとれれば、明日が短答本試験でも合格できるレベルといえるかもしれません。
…とはいえ、短答本試験(5/15)の前日まで2週間!
これを2週間“しかない”と評価するか、2週間“もある”と評価するかは、あなた次第です。
あとは、一昨年の記事『TAC予備試験短答模試(第1回)について
』と同様の内容を語ることになるので、同記事の3ブロック目以降をご覧ください。
最後のとどめに、未知の問題で正解するための解法テクニックを網羅的に伝授している『短答過去問解法分析講義
』もオススメです。
特に一般教養科目については、正攻法どころかテクニック的な対策すらしていない受験生がほとんどですから、私が受験生になりきって、知識がなくても正解するための解答プロセスを実況中継する講義をn倍速で聞き流すだけでも、かなりの点数アップ効果が見込めます!(°∀°)b