親友のお子さんの中学受験について、相談に乗ったんだけど。
最近の大手中学受験塾って、どこも宿題とかたくさん出してガリ勉させるとこばかりなんだって?
小学5年生から、夏休みを受験勉強で埋め尽くす前提の指導をするとか…。
私が小学生のころ(1980年代後半)も、そうだったのかなあ。
まあ、私は、父の仕事の都合で小学校時代の後半はロンドンにいたんだけど、そこの四谷大塚が、週1の“日曜テスト”+その解説しかやらない校舎だったので、当時の通常の四谷大塚(“日曜テスト”の予習をサポート?する“予習教室”もやる)よりも楽だったとは思う。
私が中学受験で、開成に補欠合格(だったので、初の不合格のショックをここで味わってます)できたのは、その“楽さ”が主因だったと考えている。
おかげで、『予習シリーズ』という軽いテキスト≒問題集(そう、少なくとも中学受験では、テキスト≒問題集≠インプットテキストなんだよ!やっぱこれが効率的なんじゃないの?)のうち、その週末の“日曜テスト”の出題範囲を解き終わったら、あとは勉強する必要がなかった。
で、それ以外の時間は遊びメインで、たまに気が向いたら(なんで気が向いたんだろう…今のところ記憶喚起できない)、日能研の『受験全解』(少なくとも当時は、様々な中学入試の過去問ばかり載っていた)とか、開成等の過去問を、ベッドに寝っ転がりながら解いてた。もちろん、せいぜい途中までしか解けないのがほとんどだったので、1問当たり数分で解答解説を見てたけど。
こういう経験が、今の私の過去問主義とかにつながっているわけです。
ちなみに、紆余曲折の末、予備校講師という天職に辿り着けたのも、この四谷大塚ロンドン校のオチ(“越智”かな?)先生のおかげなんだ(cf.「受験対策は“社会に出て”から役に立たない」か? の5.)。
ロンドンから帰ってきて以来、全く連絡をとっていないんだけど…オチ先生、もし、もしここをご覧になっていただけたなら、是非コメントください!…まあ、ダメ元です。