必要ありません。



 あらゆる試験は、その試験の過去問を“完璧”に解けるようになれば、合格できるからです。

 そして、過去問は、適切な分析・解き方に基づいて何回か
繰り返し解けば、誰でも“完璧”に解けるようになるからです。

 

 学校では、教科書に沿って、コツコツと基礎から始まって徐々に応用的なところまで知識を積み重ねていく、いわゆる“勉強”をした上で、テストを受けたと思います。

 が、
学校のテストは、日々の“勉強”の達成度を測るためのものです。

 ですから、“勉強”をした後にテストを受ける、という形は必然です。

 

 他方、入試や資格試験等の
選抜試験は、出題者が欲しい人材を選ぶためのものです。

 学校のテストとは、少なくとも目的において、根本的に異なります。

 ですから、“勉強”の後に試験問題を解く、という形は必然ではない!

 学校教育に洗脳されてはいけません。

 

 出題者が欲しい人材を選ぶための選抜試験に合格するためには、

出題者が欲しい人材とはどのようなものなのかを把握する

・その人材に
なりきる

ことが必要です。



 そうすると、

・出題者が欲しい人材像が端的に表現されている過去問を分析する

・過去問を繰り返し解いてその人材になりきる

ことが、最も効率的かつ確実な対策となるわけです。



 “勉強”ばかりして合格する受験生も稀にいるかもしれませんが、それは偶然、その受験生が、出題者の欲しい人材と重なったからです。

 目隠しをして矢を放ったら、たまたま的に当たったようなものと言わざるを得ません(それでも、勝てば官軍ですが)。



 皆さんには、的を、目を見開いて正面から見据え、ど真ん前、至近距離から、確実に射抜いてほしいと思います。