刑訴のメイン教材、かけこみ両訴を使う予定だったんだけど、ダークホース出現。
同じ山島先生が書いた、商訴ポテンシャルチャージのテキストに決定。
こいつぁすばらしいぜ。

何がって択一六法みたいに逐条式だから、網羅性・体系性・情報検索の容易性はバッチリ。
マイナーな条文は、見出しだけ載っている。これは網羅性とコンパクトさを両立させるグッドアイデア。
かけこみ両訴よりも論点情報が絞られ、ホントに重要な基本論点だけ、コンパクトな論証とともに載っけてある。応用論点も少しあるからもっと削れるけど。
当然論点落ちは激しいが、それは条文に位置づけておけばいい。一度やった問題の問題文はだいたい覚えているという俺の特殊能力?をもってすれば、その位置づけた条文から出発して問題文を思い出せば論点を想起できる。
しかも、結構使えそうなコンパクトな論証まで載っている。論証暗記が重要な刑訴でこれはうれしい。
これだけ充実していて80ページというコンパクトさ。
完璧です。

俺は経験上、教材選択にはいくら時間をかけても惜しくない、とまで思う。
自分の短所をカバーし、長所を伸ばしてくれる教材が見つかるまで。
でも、教材選択に時間をかけているくらいなら勉強しろという議論も一理ある。
だから俺は、教材選択の必要を感じたら、まずデカい本屋にでも行って、関連する教材を全て見てしまう。こうすれば、もっといい教材があるのでは、と迷うこともなくなる。
刑法の参照用の基本書の必要を感じたときなど、図書館で100冊くらい、特定のテーマについて比較対照したことがあった。

ただ、教材というのは手段に過ぎないから、目的によって最適な教材が変わってくる。特に論文では、目指している答案スタイルによって変わる。
今回、その乗り換えに、去年の12月から半年悩んだ。
要は、目的達成のために教材乗り換えという手段を採ることが有益か。
これが問題だった。