最後の実質的な更新が2007年8月26日ということは、もう5年半も放置してたのか…お久しぶりです!(まだ、それなりにアクセス数があるので、こう言ってもいいかな?)

私は現在、TACという資格試験受験指導校で、司法試験講座の専任講師をやっている、中村充(なかむらみつる)と申します。以後お見知りおきを…とはいえ、1個前の記事(2009年5月24日)で、実名でやってるブログ(諸般の事情により更新停止)をリンクしたので、もう知ってる~という人もいるだろうけど。

ブログ再開の理由は3つ。
1.受験対策の方法論をここで整理したい(ブログのサブタイトルが「方法論集積蔵」だし…)。方法論をあまりに集積しすぎてしまい、ガイダンス等の限られた時間内でどこからどこまでを話すべきか迷う…という事態がちょっと前にあったので。
2.TACで、今年度、「4A基礎講座 」というず~~~~~っとやりたかった講座をやらせてくれることになったから。4A(4段階アルゴリズム)というのは、受験生時代に書いたこの記事 の時点で原型ができてはいたんだけど、以来8年弱もの間、法科大学院入試・予備試験・(新)司法試験はもちろん、修習・実務で経験した事件まで、あらゆる法的問題の解法として使い続け、練りに練りまくり、ようやく大々的にお披露目できることになったのです。
3.私の方法論の共同開発者である親友のNOAさんから、大ヒット中のブログ「司法試験情報局(LAW-WAVE) 」でせっかく紹介 したんだから、君もブログやったら?と勧められたので。

常に何らかの締切に追われているかなり忙しい毎日なので、どこまで更新できるか分からないけど、まずは“1日1方法論”を目標にします!
移動時間等にスマホで更新するには、ツイッターの方がいいのかな…でもついていけてないので怖いんだよね。

まあとりあえず、今日の方法論は…

「司法試験系の論文式試験≠作文」

小中高の勉強で文章を書いた経験から、司法試験系の論文式試験でも、「作文」みたいに文章をうまく書く・練るのが実力向上につながると思っちゃう人が多いような。だから、法的三段論法や論証パターンといった無駄・有害な遠回りをしてしまうんだろう。

「司法試験系の論文式答案」では、作文のように文章をうまく書く・練る必要はない。だって、判例とかも、一般的には良い文章とは見られないでしょ?

肝心なのは、条文を使って、その問題を“処理する”こと。
そしてそれには、ちゃんと決まった手順(まあ、4Aです。ステマどころかアカラサマ)があるから、それに従って淡々とメカニカルに情報を“置いていく”箇条書きのようなイメージを持つと、安定して合格答案になる。

今日はこんなもんで…明日のガイダンス(TAC渋谷校で18:30~20:00)のレジュメ作らなきゃ!