択一では時間短縮自体も楽しめるのに、論文ではいまいち楽しめないのはなぜか。
それはたぶん、択一では1問単位で一義的な答えが出るのに対し、論文では1問単位で一義的な答えが出ないからだと思う。
択一では、ある選択肢を選べばそこで終わり。点数はそれ以上にならない。
論文では、時間をかけて書くべきことを書けば、その分点が上がる。
時間短縮より、点を上げることに興味が向いてしまうんだろう。

でも現実には2時間枠しかないわけで、その中で2通合わせていかに高得点を取るかという問題になってくる。
そこで、2通同時並行で、優先順位の上から構成し書いていくという方法を採っている。
でも、どこまで書けば合格点に達するのか、ここまで書くとどのくらいの時間がかかるのかがつかめていない。
どこに配点があるかは分かるようになってきたが、どこに「何点の」配点があるかは分からない。
すると、合格点に達しているのか不安なため、多めに構成し、書いてしまう。結果、時間が足りなくなる。
論文では、1問単位で区切られる択一と異なり、ある部分を書くと芋づる式に書くべきことが増えることもあるし。

点数・時間を計算できるようになることが必要だ。
これができれば、時間短縮もゲーム化できる気がする。

そのための対策として、相対評価を見据えて配点表を見抜く訓練をする・構成時に時間配分を特に意識することはもちろんだが、それだけでは弱いかな。
今考えてるのは、直近の過去問1問について、自分なりにG答案~上位A答案を書き分け、それぞれの時間を計ること。
G答案~上位A答案になってるかは、再現答案に照らして判断するしかない。
これによって、点数・時間の感覚を体感できるようにする。
でも、同じ問題を何通も書くのは…たりぃなあ。