古い地図を見ていると、かつてはここにバス路線があったのか…と思うことがあります。下の地図は秀天橋交差点付近の地域。

秀天橋交差点から県道427号を南下するルートは、現役のバス路線です。

しかしその西側にもバス路線があったのが分かります。

この路線は宇野線の南側を走りながら西に延び、彦崎駅や県道21号まで繋がっています。

かつては両備と下電の営業エリアは結構重複していたんですね。

 

常山駅南側付近の道路。かつてはバスが走っていた道。山が迫っていて、薄暗い雰囲気です。

 

気になるのは、もう少し南側の地図。

長尾交差点の西側の路地に入り込んだところにも路線があります。この画像にある四井手バス停(両備バス運行)は、まだ現役だった頃に乗りバスしようとしたのですが、末期には周辺の道路工事の影響でバスの乗り入れができなくなっており、そのまま復活することなく廃止され、結局バスに乗車しての通過はできませんでした。

 

四井手バス停があった付近の交差点。

この画像の奥方向から、画像左方向に曲がっていた訳です。

 

曲がった先。少し広くなっているので、大型のバスでも曲がれたのでしょう。

 

先ほどの四井手バス停から南西方向に、県道266号を走る路線があります。

この地図の年代では永井上を経由してさらに西に向かっています。

末期には、永井上から西側の路線が先に廃止されていました。東側から永井上まで来て、そのままUターンして戻っていく運行だったようです。そのころは平日のみの運行であり、最後まで乗車はかないませんでした。

 

現在の永井上バス停。なぜかまだポールがあります。何かに使っているのかな?

 

2022年1月末で廃止された模様。2年前の張り紙にしては、やけにきれいです。

 

永井上の少し西側に、広い退避スペースがあります。

多分、ここでUターンしていたんじゃないかな。