この間テレビを見ていたら、
国際結婚をして、そのあげくにインターポールにまで指名手配されている
日本人の元妻の方たちがドキュメンタリーされていて、
身の毛がよだつ思いをしました・・・。
その中でも、アメーバの国際恋愛のジャンルで一位になっているまりんこさんのブログ、
「私が指名手配された理由」
というページがあるんですが、読み入ってしまいました・・・。
※
国際結婚を日本以外の国でした場合、
その国の法律が適用されるそうです。
さらに、日本が「ハーグ条約」というものに加盟していないことで、
様々な問題が起こっています。
例えば、勝手に子供を連れて日本に帰国すると、
「誘拐罪」で指名手配になったり、
日本に帰国する前に、日本に帰国させないよう、
出国禁止令を出すこともできるそうです。
詳しくは、まりんこさんのページへ。
身近な話題なわけは、実際私が今国際恋愛をしていて、
私と彼は近い将来日本で結婚を考えているからです。
日本に帰国することになったとき、
彼は、
「結婚しよう。そうすればずっと一緒にいられる。
VISAに振り回されることもなくなるんだ。」
と言いました。
でも私は、
「VISAのためや、ただ一緒にいるためだけに結婚はできないわ。
一時離れてみて、お互いを冷静に見つめることが今は必要よ。
結婚したいと思っているならなおのことよ。」
そういって止める彼をふりほどいて日本に帰国しました。
それは何でかというと、
私が滞在していた国では、
日本人とその国のカップルが山ほどいて、
VISAが切れる直前に安易に結婚をする人たちをたくさん見てきたから。
中には、英語もまだ話せない状態で、
2ヶ月しか付き合っていないのに結婚を決めたりする人もいました。
というか、私が知る限り、
失礼かもしれないけど、その英語力でどうやってお互いを理解しているの？
と首をかしげるようなカップルばかりが結婚に踏み切っていたんですよね・・・。
（もちろんそうじゃないカップルも山ほどいますよ）
彼の英語は慣れているので、なんとか会話できる、
でも彼の両親とはさっぱり・・・なんてざらです。
妊娠して、入院することになっても、ドクターの話が理解できない、
公的書類等もあまり理解できないので、旦那様に任せっきりだったり、
言われたところにサインをしてまわる毎日。
そして、長くその国に住む日本人女性の多くが、その国の人とバツイチ。
そんな人たちを長年目の当たりにしていると、
VISAのためだけに結婚には踏み切れませんでした。
だから、結婚しようと言われたときは
それなりにうれしかったけど、
私は、一度日本に戻って、冷静に私たちのRelationshipについて、
もう一度考えてみたかったんですね。
彼は、VISAのためだけに結婚を言いだすような人ではないけど、
VISAがきっかけであったのには違いないし。
それも一種のタイミングだし、
それで幸せな結婚を送られているカップルも同じ数いるので、
一概には何とも言えないのですが、
私が一度帰ってしまって、もしかしたらすぐにお互いを忘れて、
それぞれがそれぞれの国でいい人を見つけるかもしれない可能性も
否めないわけではなかったから、離れてみたかったんです。
実際離れてみて、
やっぱりお互い愛しているという気持ちがさらにつのり、
何度かお互いの国を行き来しているわけですが、
仕事の都合や金銭的な都合もあり、
今回の来日で、彼は私の父に結婚の意思を伝えるつもりだと言いました。
これが、同じ国出身の恋愛なら、
まだまだ結婚話にはなってなかったかも知れないんですよね。
まぁ、私たちは年齢的なものもあるので、
結局この人と結婚することになるのかなぁとはお互い意識はしていたんですが、
国際恋愛でなければ、遠距離恋愛にこんなにお金もかからないし、
（1回会うのに２０万は軽くかかります）
国際電話もお金がかかるし（今はインターネットがあるので便利ですが）
仕事を休んで長く会いに行くのは、日本で働いてると本当に難しいです。
だから、どうしてもこういう場合、
普通より結婚を意識してしまいがちなんですが、
私は、「ハーグ条約」というものの存在すら知らずに、
彼を愛しているし、彼も愛してくれているし、
遠距離してるとお互いお金もかかるし、
結婚してもいいかなと安易に考えていたわけですが、
あのドキュメンタリーを見て、頭をハンマーで殴られたような衝撃です・・・。
今日話していたときに、その話を彼にしてみました。
「それは、変な男にひっかかっただけでしょ。
可哀そうだと思うけどね」
「でも、法律が違うのは事実だし、
条約にも日本は加盟してないんだって。
万が一子供がいるのに離婚してしまったら、
法律は結局あなたの味方についてしまうのよ」
と言ったら怒ってしまいました。
そりゃそうよね（汗）
結婚する前から、離婚話するなんて。
でも、大事なことです。
だって言葉も法律も違う国出身なんだから。
それくらい大層なことなんだけど、
外国が身近になった昨今、
海外生活に憧れる人も少なくないし、
安易に結婚に踏み切ってしまう人が後を絶えないんだと思います。
私がいた国では、
もしお互いの資産に明らかな違いがあった場合、
結婚するときに、「離婚しても、財産分与は一切しない」
という契約書を作るカップルも珍しくありません。
協議離婚になるので、離婚するには時間もかかるし、
その時にお互いの資産に開きがあった場合、
さらに離婚するのに時間がかかる国。
だから、それを防ぐために、最初からそう決めておくというわけです。
なんだか夢もロマンもない気がするけど、
所詮お金がからむと、人は変わりますから。
たった１枚の契約書で、後腐れなく別れられるのなら、
それもいい手だと思います。
彼は、
「僕は今までの元彼女たちのことはみんな、友達だと思ってる。
別れたからって腹いせに何かしたり、
ストーキング行為なんて僕がすると思う？
そんなことして相手の幸せを壊すやつは人間のクズだ」
と言いました。
「そうよね」
と言ったはものの、「でもそこに子供がからんだら・・・？」
と思ったけど、それは言いませんでしたよ。
だって、まだ何もおこってないのに喧嘩は嫌だもの。
今回日本に来て、どうなるかな。
もう少し長い目で考えてみても遅くはないと思い始めました。
そう言ったらまたブーブー言うだろうけどね（笑）
いいじゃない、いずれ結婚するんだから（笑）
