自考能力開発講座「思考の障壁」 | 自考能力開発講座

自考能力開発講座

自分で考え、自分で行動するには、何が重要か?”考える”ということはどうすれば出来るのか?過去にとらわれ、今に悩み、未来を憂う人に贈る『自考能力開発講座』




下手の考え休むに似たり・・・

未熟な者が長々と考えても答えは出ない・・・
身もふたもない解説だが
かなり本質を突いた言葉でもある。
ここでいう”下手”とは何か?
何が下手なのか・・・?
それは”思考のフレーム”が
身についていないという意味である。
そう、”身についていない”だけだ。
そしてその修養を邪魔しているのが
思考の障壁である。

◆堂々巡り・・・

思考フレームを身に付けるには

法則>原則>選択

の思考領域を理解しないといけない。
ここでいう堂々巡りは
選択の中で起こっている。
選択は”自分自身の選択”のことである。
つまり、自分が出した・・・
実践、行動、回答・・・のことである。
その結果がうまくいかない時
他の選択、ダメだ・・・他の選択・・・と
自分自身の選択内でウロウロしてしまう。
思考の迷宮に迷い込んでいるからだ。
その迷宮に入り込んでは
良いアイデアは出てこない。
そこで脱出方法がいる。
それが原則領域へのシフトだ。
ここには・・・

先人先達たちの経験則が・・・
残された格言金言にヒントが・・・
史上の出来事に対応策が・・・
がある。

そこに戻って、
改めて自分の選択を導き出すのである。


◆情報過多・・・

現代人はまさに情報の渦の中で
日々の生活を送っている。
インターネットの普及は
現代人のパラダイムシフトである。
情報に対する価値観が全く変わった。
江戸時代はひとつの情報を得るのに
江戸から長崎まで旅をした。
現代は、地球の裏側の出来事が
瞬時に伝達される。

それが世界中で起こるのだから
情報量の膨大さはうかがい知れる。
よって”情報を選ぶ技術”が必要となる。
その技術が・・・

断・捨・離

である。

情報過多の時代には
情報を得る技術や工夫はほとんど要らない。

知識偏重教育の限界がそこまで来ている。
今からは”情報を捨てる技術”が要る。

知識翻訳教育の始まりである。
知識を現場に反映できる
知恵活用教育が”戻ってきた”。


◆完璧主義・・・

この完璧主義は怖い。
言葉尻から感じの良さそうな響きはある。
それだけに余計に怖い
現代人は、特に日本人は減点社会である。

ミスをしたら落ちる・・・
失敗したら終わり・・・
こけたら終了・・・

この風潮は挑戦を妨げる要因である。
文明の発展は失敗の賜物なのに
失敗しないように、しないように・・・と。
その裏返しがこの完璧主義である。

よってアクションが全て遅い。
よって決断が全て後回し。
よって判断が全て先送り。

そしてとどのつまりが他責社会の誕生・・・。
人は神ではない。
完璧・完全・パーフェクトに考えるのは不遜である。
思考領域は、可能性の領域なのである。
但し、行動領域に入ったならば
完璧・完全・パーフェクトを目指すべきだ。
行動は可能性ではなく、結果の領域だ。
「・・・2番じゃダメなんですか?」と流行った。
行動目標としてダメであろう。
2番を目標とすれば5番、10番・・・となる。

思考は柔軟さがいる。
行動は果断さがいる。

思考領域の完璧主義は不要である。

思考の障壁は人生から
ダイナミズムを奪う
そういう社会構造と
割り切る生き方も否定はしない。
ただ思考の障壁を超えてきた人間の
邪魔だけはしてはいけない

しかし、次代を担う若者達に期待はしている。
是非、思考の面白さと偉大さと大切さ
知ってほしい。
深謀遠慮、明朗果敢、融通無碍・・・
そこには人間の英知の妙味
あるのだから。

迷宮で慌てず騒がず原則戻れ!」である。