「やっと放課後だ……とりあえず、食パンの実験をするか……」
(やっぱり出会いといったら転校生だな。始業式の朝を逃したのは痛いが、まだチャンスは有る!!)
そう考え、会議室の前へ向かった。
(転校生が通るならここしか無い。ここで食パン食べながら接触すれば、イチコロだze☆キラッ)
「食パン良し、ジャム良し、フラグ良し。行くぜぇぇぇ!!」
えっ!?全速力で接触したら殺し得るからもちろん歩くんだze☆キラッ
スタスタスタスタ
「あべし」
「キャッ」
「お嬢さん、大丈夫ですか?」(重低音)
そう言って、手を差しのべる俺
(決まった。フラグ完遂した俺カッコイイ)
「あっ、どうも」ヌルッ
彼女はその手をとろうとするも、脂の乗った手に滑ってしまい、またへたりこんだ。落ち込んだかに見えたら、次は走り去ってしまった。
(変な子だなぁ……ってこれは青酸カリ……じゃなくて転入の栞……しかもあの子は3年生)
「やった……これで青春だぁぁぁぁぁ!!」
ヒソヒソヒソ
「またアイツか!!」
「保険医としては精神科を……」
「ハァ、帰ろう。」
そうして俺は学校を後にした。だが、達成した喜びは天にも昇るようだった。ニヤニヤが止まらず、道路や電車で白い目で見られたことは言うまでも無い。

「な、ナカヲが……死んだ……」
この突然死は俺の与えたフラグの力、つまり死亡フラグが立った結果なのだろう。
「俺のフラグが……こんな力も持つなんて……使える!!」
(この力をうまく使えれば、誰でも簡単に排除できるに違いない。だから俺は……)
「新世界の神になる!!」
ヒソヒソ
「基地外乙」
「池沼乙」
「畜生、女子に手は出せないze☆」
そう吐き捨て、学校へと鈍足で駆け出した。

‡‡‡

「今日はぁ~始業式と~LHRが~あります」
担任の話は聞きづらい。
「あと~中尾君が~…………」
(とりあえず館履き持って体育館行くか)
‡‡‡

「今日のLHRはぁ~進路に~ついてやりますよ~」
そう言ってプリントを配る畑中。
だがプリントの内容には目も向けず、能力のことについてまとめていた。
(確定事項)
・念じれば、フラグ(死亡含む)が立つ
・左右の手で違いが出る
・人に触れたらそのまま発動
・与えられるフラグはランダム
(疑問点)
・左右の手による違いは固定かどうか
・そもそもフラグの種類
・物との関連性

「集めますよ~」
(畜生畑中、埋めてねえ)
将来の職業は……[新世界の神]
卒業後の進路は……[放送大学]
(よし、このプリントは完璧だze☆キラッ)
次は~入間市入間市御出口は……
「うわっ糞ヨシキ」
「その声は!?ナカヲ!!」
「900回タヒね!!」
「3.5回で十分だ」キリッ
「まあいいや。着いたら起してくれよ。昨日ガンプラ作ってて寝てないんだ」
そう言い切ると直ぐに寝付いてしまった。
(チャンスだ。こいつにフラグを立ててみよう)
そう思い、意識を込めて右手で触れた。
少しうなされている様にも見えたが、気になる程でも無かった。
という訳で、新所沢だ。
「ウーハー!!女子がいっぱいたぜ!!」
ヒソヒソヒソヒソ
「あれって……誰?」
「ピザで有名のピザよ」
「あっ!あのピザかぁ」
(頑張れ俺!!負けるな俺!!良い事あるって)
「ごめん。一緒に居たくない」
そうこっちを向きながら駆け出すナカヲ。「あっ危ない!!」
「ウワッ」
「キャッ」
ナカヲはこちらを向きながら走ったために目の前にいた人に気付いていなかった。
「大丈夫ですか?……って倉島さんだったのk(ryグサッ」
「あっ、スイマセン。つい脊髄反射で」

「これって……まさかの死亡フラグ……」