「やっと放課後だ……とりあえず、食パンの実験をするか……」
(やっぱり出会いといったら転校生だな。始業式の朝を逃したのは痛いが、まだチャンスは有る!!)
そう考え、会議室の前へ向かった。
(転校生が通るならここしか無い。ここで食パン食べながら接触すれば、イチコロだze☆キラッ)
「食パン良し、ジャム良し、フラグ良し。行くぜぇぇぇ!!」
えっ!?全速力で接触したら殺し得るからもちろん歩くんだze☆キラッ
スタスタスタスタ
「あべし」
「キャッ」
「お嬢さん、大丈夫ですか?」(重低音)
そう言って、手を差しのべる俺
(決まった。フラグ完遂した俺カッコイイ)
「あっ、どうも」ヌルッ
彼女はその手をとろうとするも、脂の乗った手に滑ってしまい、またへたりこんだ。落ち込んだかに見えたら、次は走り去ってしまった。
(変な子だなぁ……ってこれは青酸カリ……じゃなくて転入の栞……しかもあの子は3年生)
「やった……これで青春だぁぁぁぁぁ!!」
ヒソヒソヒソ
「またアイツか!!」
「保険医としては精神科を……」
「ハァ、帰ろう。」
そうして俺は学校を後にした。だが、達成した喜びは天にも昇るようだった。ニヤニヤが止まらず、道路や電車で白い目で見られたことは言うまでも無い。