信じられない。
こないだ8月に言葉を交わしたのに。
円楽師匠が9月30日、
肺がんの為お亡くなりになりました。
前座の頃から
目を掛けて頂き
畳み方はこっちの方が楽なんだよ、
芸協の前座はいつもコッチで畳むから教えてやるよ。
って着物の畳み方ご指導してくださるの図。
旅の仕事では沢山地方の美味しいものを食べさせて頂きました。
博多天神落語まつりは2年連れて行ってくださり、
前座で高座ありは落語家で初との名誉を頂きました。
沢山の事に挑戦させてもらい、
二ツ目祝いには
横浜にぎわい座で
仲入りの出番で御祝い高座。
あら馬が肝臓が悪い事は
前座の頃からご存知で
「肝臓に効くんだよ。」って高い市販薬頂いたり。
私も着付けで足袋を渡しながら、
「円楽師匠、今日はそんなに浮腫み無さそうですね。」なんて生意気にも健康チェックさせて頂いておりました。
落語「短命」のお稽古も、1日目は「落語の理解、真髄」を浅草楽屋で習って、
埼玉のホールで「袖で聞いてて。」と
小さいお子様までケラケラと笑わせる高座を勉強させて頂きました。
味噌汁作りはご自分でブレンドして作るとか。
普段ザ芸能人で格好いい師匠の私生活の話まで伺えたり、側にいて学ぶ事が多かった。
私が入門してから闘病中の師匠しか存じないけど、常に高座では格好良い円楽師匠を見てきました。
先月まで相変わらずの口調で話していらっしゃったのに。
まだまだ教わる事があったのに。
残念です。