消費税に関する不都合な事実、「消費税の滞納額」。

平成27年度の新規発生滞納額、法人税634億円に対して消費税は4396億円。
平成28年度の新規発生滞納額、法人税611億円に対して消費税は3758億円。


 <平成28年度租税滞納状況について 国税庁>
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2017/sozei_taino/index.htm


上記の消費税滞納額は地方消費税分を含んでません。
 消費税は国の分と地方の分があります。 (消費税率8%では6.3%が国、1.7%が地方消費税)
地方消費税分も含めた滞納額は以下のとおりです。
 

  新規発生消費税滞納額   
      合計 (億円)
25 外 703  
2814 3517
26 外 865  
3294 4159
27 外 1,181  
4396 5577
28 外 1,011  
3758 4769

(「外」という欄が地方消費税の滞納額。)


消費税は法人税に比べて滞納が発生しやすい仕組みなのでは?
そのうえ、もし消費税率が10%になって軽減税率制までもが導入されたら、滞納額はもっと増える可能性が高い。(5千億円以上になる?)
仕組みが複雑になるほど不正がおきやすいだろうから。


本気で「(消費税を増税するのは)税収を増やさなければならないからだ!税収のためだ!」というのなら、消費税を中心にするのは適切じゃないでしょう?

なぜ「数千億円規模の安定した消費税滞納額」についての話を見聞きしないのか?

 

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<消費税の使途に関する資料 : 財務省>
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/d05.htm