ダダダン♪ダダダァ〜ダ〜〜〜♪♪

ダン!ダン♪♪♪

♪♪いっつ、まい、ら〜〜ーぁ〜い♪♪



ヤーーーーーーーー!!!



相葉君お手製のなんちゃって粉チーズを片手にポージングする海斗と相葉君は

なりきって

そして

やりきった。




今は散らかした粉チーズに模した
クーピーの削りかすをニノに叱られて
いそいそとお掃除中だ。



その間に俺達は食事の用意。

松岡さんは丸ごと一匹の大きなハマチを捌いてくれている。
隣で智君は松岡さんの包丁捌きに見入ってる

ニ「翔さん。話は聞きました。
大野さんは、どうすると?」

翔「うん...。力になりたい気持ちは勿論あるんだけど...小さくても...体に傷を作るような事は...」

ニ「それで正解ですよ。私も同じ意見です。あの人は...自分を顧みない所がありますが...、今は違う。海斗や貴方がいてくれるから無茶はしない」

翔「でも...智君本人はなんとかしたいと願っているのに...俺が反対してるから...」

ニ「翔さんの言いたい事も思っている事も分かりますよ。でも、大野さんは血液型も希少、輸血も簡単には出来ないのに何かあったら...
私だって翔さんと同じように相手が誰であろうと自分で役に立つなら助けてあげたいと思います。
けれど...、何の心配もない私達でさえ、『何かあったら』そう考えると思いますよ」


˚✧₊⁎⁺˳✧༚

さとちゃんは大笑いしてくれたのにさ
カズったら、あんなに怒るかね?
でも!海斗も大喜びさ!
展示会のスタッフと工作して作った粉チーズに見立てた小道具にクーピーの削ったカス詰めて
我ながら良いのが出来たと思ってさ!
だって、思わない?クーピーの削ったの、アレ勿体無くない?何かに使えそうじゃない??

あ!タンクトップ買ってきてやってたのに
海斗に着せるの忘れてた。ま、いっか。


さて、キレイになった!

さっきから、松兄が自前の包丁でデッカいハマチを解体してる。あんなの持ち歩いて、じゅーとーほーいはんで捕まるんじゃないの?

と、一応、心配してあげる。


さとちゃんと並んで何を話しているのかは検討はつくけど...。

ここに来る途中、俺達も聞かせてもらった。
移植に代わる治療法...

その話だろうな...きっと。