今日、智は半年に一度の
一日かがりの検診日です。

最近、お喋りが達者になった海斗との
お留守番は勿論、翔。

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天気も良くて智の提案通りお出掛けする事にした翔は海斗を連れて映画館に来ています。

本当は智の検診に海斗を連れてついて行きたかった翔ですが海斗が見たい(であろう)映画が今日までなので二人で来たのです。

海斗が見たい!と言ったのでは無く智が、翔と海斗を二人でお出掛けさせたかったのです。

海斗と家にいるのは、とても楽です。

海斗はお利口なので退屈だと泣いたり暴れたり、そういうヤンチャはあまりしません。
だから、一日中家で二人で留守番は問題なく出来るでしょう。
でも、問題なく出来る事は今日は敢えてしなくても良い、と、智は考えたのです。

ならば…二人で少し足を伸ばして、電車に乗ってお出掛けしてもらおうと考えたのです。

智の検診に付き合うのは海斗にとっては退屈でしょうからね。


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翔「 『…なんしゃいですか…あら、かしこいね〜、かわいいねぇ〜…』ってさ、言うの。エレベーターの中で!知らないおばあさんに!」


智「んふふ…」

翔「俺…どうしようかと思ったよ…」

智「ふふ…エレベーターで、知らない人によく聞かれるんだよ。
"ぼく、何歳?" って。
カイが指立てて答えるでしょ?そしたら、だいたいの人は

"賢いね、可愛いね" って言ってくれるから(笑)
きっと、その真似したんだろうね(笑)」

翔「そういうことか〜(笑)
まぁ、海斗は賢いし、可愛いからさ、相手のおばあさんと連れの人も笑ってたけどね」






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イケメンパパに抱っこで乗り込んだエレベーターの中で、ニコニコ自分を見ているおばあちゃんに気をきかせたカイトです(*^^*)