翔「誰にでも会います。

それよりも…

あの…智君は大丈夫なのでしょうか?本当に貧血なだけですか?」

潤「ああ…このところ眠れてなかったんだと思うから…貴方に会えて気が緩んだのかもしれませんね」

翔「眠れていない?」

潤「ええ…その事も松岡先生から聞いて欲しい」


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俺としては智君のそばを離れたくなかったのだが松岡先生はヤケに熱い人らしく、せっかくよく寝ている二人を起こさない為にも相葉君のご両親の店で待つ事になった。


松「初めまして!私は松岡です。

…と、いうことで…堅苦しいのは嫌いでね、普通に喋らせて。

え〜っと…潤から聞いたんだけど、君がカイの父親だね??」

翔「はい…櫻井翔です」

松「そうだな。櫻井翔君ね。まさかの櫻井翔(笑)
そりゃ智も言えねぇわな。
でも、今後の事も考えて一度DNA鑑定受けてみてよ。智に限って間違いは無いだろうけど。智の承諾はいるけどな」

翔「是非に」

松「で…俺が君に伝えたい事はな

智の身体は、もう女性の機能は残っていない。
だから、今後また妊娠する事はない。
だが、君や俺なんかより余分に病気になり得る臓器がある、それに違いはないからな。
きちんと定期検診は受けさせてくれ。

俺は智が君に出会う前からの付き合いなんだけどね…あまり、"研究" と言う言葉は好きじゃないんでね。俺達は "勉強会" って言ってるんだが…ああ、俺の医師としての勉強に智が付き合ってくれてるって感じな。

で、だ。

まぁ、色々と話しておきたい事はあんだがな

一番聞いておかなきゃならんのは…

君は智を…

女性として愛しているのか?

だから…海斗を授かった…それで合っているか?