潤「人が良すぎなんだよ。

もう、放っておきゃいいんだ」


相「まあ、そう言うなよ。仕方ないよ...覚えてないんだもん...」


ニ「本当に覚えてないのかね」


潤「アレが演技なら、それはそれで怖ぇよ」


相「二人は翔ちゃんの事、嫌いなの?」


ニ「好きではないね。智に対するあの態度...いくら記憶障害だとしても...ふざけんなや...」


潤「智も智だよ。あそこまでする必要ない。

仕事さえ満足に出来なくなってんじゃん。

それもこれもみんなアイツを引き取ってからだろ。あんなに痩せちまって...。

アイツの世話と仕事と...金だってかかるだろうし。捨てられた相手にそこまでする必要ない」


相「まぁ、ね...。

多分...寝てないんだと思う...翔ちゃんが寝てる間に仕事して...昼間はずっと翔君の世話して...それなのに、翔ちゃんは未だに心を開かない...

俺、今日も智に言ったんだ...」


ニ「なんて?」


相「もういいんじゃないか、って。

智はここまでよく頑張ったよ...って」


潤「そうだよ...。馬鹿なお人好し...」


ニ「......未練でもあんのかね...」


相「それは...ちゃんと断ち切ったはず。

それなのに...。

こんな風に再会するなんてね...」



潤「都合良すぎなんだよ。智の事、捨てて

若くて金持ちの男に乗り換えたような男。

野垂れ死のうが放っておけばいいんだ...」



相「松潤...仮にも君はそんな風に言ってはダメではないのかい?」


潤「今はプライベート、仕事と私生活は区別してんの」


二「そう言う事。相葉君だってプライベートで人を追っかけたりしないだろ?」


相「まぁ...そうだけど...」


潤「俺はね、もうあんな人形みたいな智を見たくないの。

また、病院でなんて言われてるか知ってる?』


相『なに?』




二『アルカ様』