アトランティスからの伝言 -2ページ目

アトランティスからの伝言

ご訪問いただきありがとうございます。

天空の巨大な振り子

 

 

我々の地球文明とは、より高次の視点から時間を収縮させて見れば、振り子のようなものだろう

 

際限なくチックタックと永遠の時を刻む、天空の大時計の巨大な振り子のように、文明が極度に進化した一瞬の時代と、その破壊ののちに訪れる廃退と原始時代のはざまを、際限もなく何度も往き来しているにすぎないのかもしれない。

 

一つの文明の種が芽生え、高度な科学文明が勃興し、人の心が相対的に退廃の極に達した時、その文明は自滅してしまう。

 

そして廃墟となった地上に一万年以上の年月がゆき過ぎ、かつての繁栄も荒廃も神話の断片となって忘れられ、その後ふたたび異なった文明の種子が芽を出すのだ。

 

栄枯盛衰は時間と空間の二重の枠に閉じ込められた、我々地上に生を営む者たちの無常の姿にほかならない。

 

だからこそ、一万年以上という周期で、大きく様変わりを繰り返す惑星地球の住人として、多彩な世界に転生を繰り返すことができたというわけだろう。

 

現在は、その巨大な振り子が、一方の極に達して静止しようとする寸前の時代にあるのだろう。

 

その証拠に、次の時代の地均(ぢなら)しにいそしむがごとく、宗教は人々の心の救済という唯一の役割を忘れ、政治家は天国に持って帰られない金と利権に群がり、人間の恐怖心をあおるフェイクニュースはお茶の間にあふれ、素人芸人の愚にもつかないお喋りが空虚な心に毒を撒く

 

同時多発的テロのような映像と音声の文化が、暴力と倦怠と底なしの欲望をあおり、ますます人々を地上に縛り付ける

 

そのようにして、どの文明もまず、不可視の心の領域に楔(くさび)を入れられ、その結果として見える世界に崩壊が及ぶ

 

自業自得と言えばそれまでだが、このゲームはどこまでも際限なく繰り返せるわけではない

 

神の子である人間が、愚かにもその神の世界を忘れ去った時、天の神々はやむなく実力行使に取り掛かる

 

ブランコ遊びにも一定のルールがあり、極端に羽目を外せば強制力が発動され、人々を恐怖と絶望が襲うことになるだろう

 

<後ろの正面>に起こった崩壊の教訓を学ぼうとしない人々は、直前で悔悟できるだろうか。

 

それとも、もう一度、今度は別の牢獄のような星に転生するつもりだろうか。

 

あるいは自ら進んで宇宙の最終空間に身を投じ、魂の屑として消滅するつもりだろうか。

 

(一昨年のブログ 「振り向けば獅子座の墓碑銘」より加筆)

 

 

 

 

 

 

 ガルシは黒衣の両腕を上げ、誇らしげに告げた。
 「どうです。
 誇大妄想には、麻薬に匹敵するえもいわれぬ陶酔があるのです。
 自分が実は偉大で素晴らしい存在なのだという幻想ほど、人を狂わせ、酔わせるものがあるでしょうか。
 あるいは、自分の過去世は素晴らしい偉大な人物であったと思い込むことや、古今の有名人や聖人賢者と特別な関係にあると、そう信じこむことは甘美なものです。
 殊に、相手が手の届きそうもない歌姫や役者で、遠くから憧れるだけの恋などすれば、幻想と妄想に染まった片恋による人格破壊は、より効果的におこなわれることでありましょう。
 彼らはあたかも、憧れの相手と自分が、霊的な《眼に見えぬ何か》で、恋人同士として、あるいは同志として結びついているという妄想を本気で信じこむのであります。
 おのれの願望を、予定された事実や計画や関係と思い込むことは、人の心の最も付け込みやすい罠ではありませんか。
 また、選ばれた自分たちが、妄想の約束によって仲間を集め、この世界を救済しなければならないとする妄想集団、そして、過去世を知りたがり、そこに自分の存在理由を見出そうとする無知蒙昧の若者たちも、われらの人心腐敗策の格好の標的となりえましょう。
 幻想を信じて疑わぬ者どもにとって、それは絶対真理の天啓としか思えないものなのであります。

 

「アトランティス」第1部上巻より抜粋 音声ファイル141_mp3

 

 

 

 

 

 《眩しい…。
 これは、いったいどうしたわけだ》。
 目を覆うランソロは、自分の人格が突然に二つに分裂するのを感じた。
 意識がふわふわと頼りなく、足元のおぼつかない感覚に漂いだす。
 それを、自らの意志の力でとどめることはできなかった。
 唐突に浮上した感覚が、潜在意識の影響らしいと気づいた時には、人格の交替現象は急速にすべり出していた。
 エプカ神殿のアトランティス人、ランソロ・ソシアンの意識は急速に後退し、かわって気質の異なる、もう一人のランソロの人格が展開を開始した。
 ランソロの意識層の突然の混乱は、まばゆいイフィシスの顔に、輝かしい黄金の女神の容貌を見出した。
 眼前の女神は、ランソロの心から、急速に恐怖や脅えを溶かし去った。
 周囲に降り注ぐ明るく清冽な黄金光は、傷ついた過去を持つ若者の心を、清らかな陶酔へと導いた。
 「イフィシス。
 過去世の意識が人格交替を起こしたようですね。
 あなたから受けた霊的な光が強すぎたのかもしれません…」。
 エリエノウのものとおぼしい声が、背後で、慌しくそう告げていた。
 それは水底で聞く陸の響きにも似て頼りなげだった。
 黄金の女神の光は、いまやあふれかえる眩さで、視界を圧倒した。

 

「アトランティス」第1部下巻より抜粋 音声ファイル203_mp3

 

 

 

 

 

 幻視の中で、ランソロは金髪の白人の若者となっていた。
 きまじめな性格を持ったその青年は、ムカベという名だった。
 いつしか彼は、もう一人の自分と、もう一人のイフィシスの出会いの場に立ち会っていた。
 これは、遠い昔にあった事実であり、過去世の光景だと、心の奥から告げる思いがあった。
 ムカベは、見事な金髪を緩やかな海風になびかせ、青い目を南国の草花に覆われた崖上の地面に向けている。
 膝までしかない異国の淡緑色の衣服を、磯風がなぶって吹き過ぎる。
 眼前の若い美貌の女性は、白と濃桃の鮮やかな寛衣をまとっている。
 切り立った崖っぷちに立つ、あでやかな女神さながらであった。
 磯の香りのする海風に着衣が翻り、夢幻のように美しい。
 黒い瞳と黒い髪に、白磁を思わす真っ白な肌が映える。
 緑色の宝石を使った耳飾りが、紺碧の海を照らす陽光に反射し、青年ムカベの眼を奪った。
 黄金の縁取りの襟首からのぞくうなじの白さと、全身から放射される気高さが余りにも眩しい。
 ランソロは、確かに彼女がイフィシスと同一存在であることを認めた。
 眼前の美しい貴人は、姿形は違えても魂はイフィシスなのである。
 二人の若い男女の間には、触れれば散り散りに切れてしまいそうな、繊細にふるえる緊張があった。

 

「アトランティス」第1部下巻より抜粋 音声ファイル204_mp3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
「アトランティス」の物語を一言でいえば、「光と闇の戦い」の話だ。
 
光とは光の勢力、つまり表側の天使たちの陣営であり、闇とは、その対極に位置する魔族たちの陣営のことだ。
 
今から一万二千年前のアトランティス帝国では、この光と闇の勢力が、地上と天上界と並行して戦いを繰り広げた。
 
その結果、光の勢力側がひとまず勝利を得たが、圧倒的多数の人心の荒廃がムーとアトランティスの両帝国を滅亡させてしまった。
 
魔族という存在を、現代人の我々は認めて信じるだろうか。
 
あるいは天使という存在を、われわれは受け入れて信じるだろうか。
 
アトランティスの時代の後ろの正面が現代に相当すると、私は何回も書いてきた。
 
つまり現代の後ろの正面とは、今から一万三千年前から始まった「獅子座の時代」を指すのである。
 
二千百六十年間続いたその時代が終わるころ、ムー帝国もアトランティス帝国も同時に海没し、滅亡した。
 
光と闇の戦いの結果とは言え、その地上世界が支払った代償は極めて莫大だった。
 
いったい何十億の人々が、「塩の埋葬」の犠牲となったか、想像もできない災厄だったはずである。
 
当時のアトランティスとムーの人々に、もし「天使」や「魔族」のことを尋ねたとしたら、きっと現代人と同じような答えが返ってきただろう。
 
「天使も魔族も想像の産物さ。
 
人間が悪事を働かないように作り出した、子どものためのお伽話なのさ。」
 
ところがさにあらず、天使も悪魔も、善霊も悪霊も、この世とあの世を股にかけて、太古から戦いの活動を続けているのだ。
 
それが現代版の「光と闇の戦い」ということになる。
 
大多数の人々の気づかぬ世界で、聖なるものと悪なるものが、地上と人々をそれぞれの陣営に引き込もうと力を及ぼし合っているのだ。
 
こういった霊的で広大な世界の激しい動きは、人間として五感を超えた直観の感覚を持ってしか受け止めることができないかもしれない。
 
そこに「信じる行為」の大切さが、現実を変化させ得る力の源として認識されるのだ。
 
身を挺して飛び込むこと、精神と身体の両面から行動を起こすこと、やってみることが「信仰」の具体的行動だと言えはしないだろうか。
 
「信じる」という、最初で最後のハードルを乗り越えてこそ、物質世界を超越した多次元世界の真実が見えてくるのかもしれない。
 
光と闇の戦いの姿も、直観的に感知できる現実としてダイレクトに受け止めることができるだろう。
 
歴史は繰り返すと言われるが、破壊と滅亡の際限のない繰り返しには、宇宙の定めた限度があるに違いない。
 
人々が信じぬ限り、学ばぬ限り、気付かぬ限り、今度こそ本当の終わりが来るかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

崇神天皇の皇女豊鍬入姫および倭姫による、

二十数社に上る元伊勢神社創建の目的は、

真の元伊勢たる吉佐宮(現在の籠神社)の存在を覆い隠し、

四国に眠る地球皇家の秘宝を

救世主顕現の時代まで無事に庇護する為だった。

(コミック書籍の内容とは関係ありません)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
「アトランティス」音声ファイルのダウンロード
   次の手順に従ってダウンロードしてください
1. ここをクリックして専用サイトを開きます。
2. 上段のフォルダ 「MP3(229 files)」 をクリックしてください。
3. 聴きたいファイルをチェックし、左上の 「ダウンロード」 をクリックしてください。
4. フォルダ名の拡張子が「zip」の場合、「すべて展開」をクリックしてください。

 

 

 

*** ご 案 内 ***

こんにちは  ご来訪を心より感謝いたします

このブログの管理人 Hiroshi Onishi です

大切な「音のお知らせ」が届きました

消印は紀元前1万年 つまり今から1万2千年前

ものさしを替えればつい昨日のお話です

時空を超えて送られてきた 玉手箱の中を覗いてみませんか

もしかすると太古の記憶が 懐かしく蘇るかもしれませんよ

合成音声全229ファイル 総計85時間33分 1.74GB

試し聞き、フリーダウンロードは下記よりどうぞ…

https://1drv.ms/f/s!Ag2qwP3EqsFdul9P6f2aq134dw8Z

(マイクロソフト社のクラウドサービス  「OneDrive」を利用しています)

お楽しみいただければ幸いです 

 

 

テーマ別一覧ページへのリンク  「かごめ唄」はこちら   「アトランティス」はこちら

 

空海の伝言INDEX  http://ameblo.jp/3t14159/entry-12293790248.html#ind

 

かごめかごめINDEX  https://ameblo.jp/3t14159/entry-12233080619.htm

 

 

 

 

ランキングに参加しています!

   にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人間・いのちへ

   にほんブログ村

  ありがとうございました

 


 

 

今回の「コロナ禍」は、民間及びNHKによるフェイクニュース報道の、大衆操作の「威力」の恐ろしさというものを嫌というほど見せつけられました。

 

どうして大衆というものは、これほど欺瞞に溢れ悪意に満ちたニュースメディアにやすやすと乗せられてしまうのでしょうか。

 

新型コロナウィルスそのものよりも、自分たちが騙されてこのような意味のない行動に、国家の大号令の下、唯々諾々(いいだくだく)と羊の群れさながらに盲従している姿こそ、本当に恐れるべき核心だということを学ぶ必要があるように思えます。

 

爆発的感染も医療崩壊も、現在の患者数と感染者推定数の推移では、まず起こりえません。

 

メディアの役割とは正しい現状を民衆に知らせることであり、私利私欲のために恐怖をあおり、社会を大混乱に陥れるためにメディアという影響力の強大なシステムを独占することは、明らかな反社会的犯罪であると断言します。

 

どうかテレビや新聞の報道に踊らされることなく、冷静に、冷徹に現状を見つめてください。

 

この主張文は2020年4月22日付け日記

「♪かーごめかごめ(4)」以来

内容を変えず一貫して説き続けてきたものです。

今後も連続して掲載を続ける所存です。