術前化学療法は5コース1週目で終了しました。(2020年7月7日が最後)
私はあまり抗がん剤が効いていなかったそうです。
『あぁ…正常な細胞を殺しただけかぁ…』と虚しく、悲しく思ったものです。
手術をするしないの判断が非常に難しい状況だそうで、血管にグリグリーと巻き込んでいるなら手術不可となるが、血管にふっわぁーとかかっていると言う微妙な状態なんだそう。
抗がん剤が効いてないわ、手術は微妙だわ、初めて先生の前で泣きました。
この診察後、看護師さんが駆け寄って慰めてくれました。ありがたかったなぁ。
再度PET検査をし、カンファレンスを行い決定していただいた。
そして膵頭十二指腸切除(PD; Pancreaticoduodenectomy)を行う事になりました。
2020年7月28日~8月19日
7月22日の診察時に8月17日が手術と決まりました。
が、その夜に先生から電話があり、7月30日に前倒しとなりました。
きっとコロナの影響もあったんでしょうね。
ただ待っているのも嫌だったので、間髪入れずにやってもらえて、私は良かったかもしれません。
7月28日に入院、30日に手術となりました。
コロナ禍と言うこともあり付き添いは1名でしたが、何をどうしたか最終的に両親、弟、従姉妹(←最初から付き添いの予定)と会うことができました。
オペ室には台車で行くのかと思ったら、徒歩でした。従姉妹と『ドラマとは違うねー』なんて話しながら向かいました。
『とにかく時間がかかるらしいから、家帰ってねー』と言ってバイバイしました。
がん研有明のオペ室はドクターXで見るオペ室よりコンパクトでした。
もっとオペ室をじっくり見たかったのですが、いつの間にか眠っていました。
ICUもドラマとは違い、1オペ室1ICUとなっていて他の患者のうめき声や機械の音で眠れないといった事はありませんでした。とても考えられている設計です。
術後弟とオンラインで会話をしましたが、その時のことはあまり覚えていません。
朝8:30にオペ室に行って、21時頃会話をしたのでやはり長時間かかったんですね。(実際は619分だったそうです。)
そしてこれは1年後に聞いた話しですが、私の執刀医(主治医)ちょうどその頃【肩関節周囲炎(五十肩)】だったんですって!
オペ中に腕を上に持ち上げる事はないにしろ、やっぱりお医者さんって大変だなぁ~とつくづく思いました。
ICUには一晩だけで、翌日には一般病棟へ移動です。
4人部屋でしたが、数日は一人使用できてありがたかったです。
退院までは比較的色々と順調に進みました。
ただ下痢の調整がうまくいきませんでした。
下痢の調整とは…医療用麻薬(アヘンチンキ)をどれくらいの濃さで飲めば1日の回数(4回くらいを目標)を抑える事ができるか?を言います。
けれどこれは退院後1年以上経っても続きます。
ようやく最近になって普通の便が出るようになってきたくらいですから。
臓器が色々なくなるって事はこうゆう弊害があるんだな…と。
あ、もちろん同じ手術をしていても人それぞれですからね!
人と比べない!!これが一番ですよ
つづく
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病歴
- 2011年頃|甲状腺機能低下症と診断。(投薬治療中)
- 2019年6月8日|区の健康診断で自己免疫疾患の異常があると指摘。シェーグレン症候群と診断。関節リウマチを発症(2022年現在投薬治療はなく、経過観察中)
- 2019年6月22日|会社の健康診断では特に異常なし。(この時点では癌の指摘なし。)
- 2019年12月9日|人間ドックを行ったクリニックから『癌の疑い』と連絡があり、某大学病院へ。40日以上も入院しましたが、確定診断されずセカンドオピニオンを。
- 2020年2月|膵臓がんと確定診断され治療に入る。
- 2020年3月~7月|術前化学療法。(アブラキサン&ゲムシタビン)
- 2020年7月30日|膵頭十二指腸切除術。(2週間で退院)
- 2020年10月~2021月3月|術後補助療法。(TS-1)この頃から肩関節周囲炎(五十肩)を発症。
- 2022年2月17日~23日|膵炎を発症。点滴療法で治療。(脂質制限中)
- 2022年現在|経過観察中(3ヶ月に一度CT若しくはMRI検査)。今年こそは社会復帰を目指しています!