今年の年越しそばは、イタリア風！？じゃがいもとキャベツ入りチーズソースのお蕎麦

とろとろにとろけたじゃがいもとチーズがたっぷり絡んだお蕎麦。
香ばしいお蕎麦とチーズのコクがとっても後を引く味なんですよね～。
ええ～！おそばにチーズ！？って意外に思うかもしれませんが、イタリアにはそば粉で作ったパスタがちゃーんと存在するのです。

ソバは寒冷で小麦が良く育たない地域の大切な穀物。
フランスでもそば粉のクレープ“ガレット”を主食にしている地域がありますが、イタリアでは北イタリア・ロンバルディア州の名物料理、そば粉のパスタ“ピッツォッケリ”が食べられています。

このパスタはそば粉と小麦粉、卵、水または牛乳を練ったもの。
粉の割合は様々なようですが、一般的にはソバ８：小麦粉２で混ぜるようです。
うーん、まさに二八蕎麦！
練った生地をうすくのばして、1～2cm幅の幅広に切ります。
長さは5～10ｃｍくらいのショートパスタでもなくロングパスタでもないようなサイズです。
どちらかというとラザニアのような板状パスタみたいな感じ。

で、大晦日に合わせて手打ち“ピッツォッケリ”を作ろうかな、と思ったらソバ粉が売り切れ！
作る気食べる気満々だったので、市販の乾蕎麦で作ることにしました。
だって細いだけで後はほとんど変わらないですから。

ソースの作り方は、フライパンでお湯をたっぷりと沸かしてじゃがいもとキャベツをゆでて、じゃがいもに火が通ったら蕎麦を表示の時間通りに茹でます。
ザルにあけて水気を切ったら空いたフライパンを拭いて、オリーブオイルとにんにくを入れて中火にかけます。
香りが立ったら生クリームとザルにあけた麺と野菜を加え、チーズも加えてしっかり絡まるまで混ぜ合わせたら出来上がり！
こしょうをふっていただきます♪

本来はセージというハーブを使うのですが、無ければローリエやタイム、パセリなどでもＯＫ。
意外にソバってなじみやすい味なので、まったくもってイタリアンな味になります。
味はしっかりですが、素朴な田舎風パスタという感じで、ほのぼのしますよ。

寒い地域のお料理なので、寒さを乗り越えるのにピッタリ。
アッツアツをどうぞ召し上がれ！


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じゃがいもとキャベツ入りチーズソースのお蕎麦
材料：2人分　 調理時間：15分
じゃがいも　1個
キャベツ　2枚
にんにく　1かけ
蕎麦（乾）　1束
オリーブオイル　大さじ2
★生クリーム　1/2カップ
★ピザ用チーズ　1/2カップ
★塩　小さじ1/2
★ドライセージ　小さじ1/4
胡椒　適量

作り方：
１、じゃがいもは皮をむいて5ｍｍ厚さの輪切りにする。キャベツは1ｃｍ幅に切る。にんにくは薄切りにする。
２、フライパンにお湯をたっぷりとわかし、じゃがいもとキャベツを入れて5分ほど煮る。そこに蕎麦を2つに折って加え、表示の時間より1分短く茹でて、じゃがいもとキャベツとともにざるに上げる。
３、フライパンのお湯を捨てて水気をふき取り、オリーブオイルとにんにくを入れて香りがたつまで炒め、★とざるに上げたそばとじゃがいもとキャベツを加えてチーズが溶けるまで加熱する。皿に盛り付け胡椒を振って出来上がり！

＊お蕎麦は4分茹でのものを使用しました。