古代ローマの冷た~いごちそう!パンときゅうりサラダ、サラ・カッタビア
毎日暑いですね~。暑くなると辛いものか冷たいものが食べたくなるので、昨年は冷たいカレーと冷たいリゾットをご紹介しましたが、今日はパンときゅうりのサラダ。
サラダが冷たいのは当然、って思うかもしれませんが、今日のレシピは実はとっても贅沢な料理なのです。
ではまずは材料。
固くなったパンときゅうり、トマト、玉ねぎ。そしてレーズンと松の実とパルミジャーノ・レッジャーノ。
作り方は、野菜を細かく刻んだら調味料の塩、酢、オリーブオイル、はちみつ、胡椒、しょうがと混ぜ合わせて、冷蔵庫で冷やしてパンが充分戻ったら出来上がり!
野菜のうまみをパンがぎゅっと吸い込んで、さっぱりだけどボリューム満点。
レーズンの甘酸っぱさと松の実の香ばしさがとっても合うんですよね。
ん?だけどどこが贅沢なの?と思いましたか?
そうそう。材料も作り方もいたってフツー。
だけど、古代ローマ時代のレシピでは、このサラダの最後の調理は『雪で冷やす』のです。
もちろん冬の話ではありません。
暑い夏、高山から取ってきた雪を氷室に保存して、その雪を使ってこの料理を冷やして食べたのだそうです。
古代ローマ時代と言うと、紀元前のお話。
その時代に冷たく冷やした料理が貴重であることは想像がつきますよね。
現代だと冷蔵庫で30分も冷やせば、ひんやりなサラ・カッタビアができますが、紀元前のローマ時代、人もお金もかけた贅沢料理、というわけなのです。
この料理のことは、「古代ローマの調理ノート(アピキウス著)」という本で知りました。
初めてこの本を読んだ時は、レシピが載っているとはいえ再現できる感じではなく、なかなか料理のイメージがつかずにいました。
でもそのうち、ふと何かの拍子に「あ、この料理はアピキウスのあの料理に近いかも!」と思うことがしばしばあって、この『サラ・カッタビア』もそのひとつ。
イタリアのパンのサラダ『パンツァネッラ』やチュニジアのクスクスのサラダ『タブレ』は、この料理の元ではないか?と思ったのです。
そうして見てみると、共通点があるある!
古くて硬くなったパンを水で戻して使うことや、オリーブオイルと酢で調味すること。
レーズンや松の実を加えることも、使う野菜も似ているのです。
まさにすべての道はローマに通ず。
そうして古代のレシピを現代の料理をもとに仕上げたのがこのレシピ。
料理って綿々と古代から引き継がれて、今の食卓に繋がっているのだな~と思うとなんだか感動!
人の記憶にはもうその時代のことは無いけれど、料理の中には古代ローマ時代がまだ生きているってことなんですよね~。
そんな古代の記憶が残った冷たいごちそうサラダ。
結構ボリュームがあるので、これをランチのメインにしてもいいですよ。
火を使わずに作れるので、暑い日にぴったり!
しっかり冷やして召し上がれ♪
ただのサラダかと思ったら壮大な歴史がつまってたわ~って思ったらクリッククリック!!
クリックしていただけるとポイントになって順位がアップしま~す。よろしくどうぞ!
材料:2~3人分 調理時間:15分+冷やす時間15分
きゅうり 1本
トマト 1/2個
玉ねぎ 1/4個
バゲット 5cm
★白ワインビネガー 大さじ1
★塩 小さじ1/4
★胡椒 小さじ1/8
★はちみつ 小さじ1
★しょうが すりおろし小さじ1/2
松の実 大さじ1
レーズン 大さじ1
パルミジャーノレッジャーノ 30g
(なければ、粉チーズ大さじ1)
作り方:
1、きゅうり、トマト、玉ねぎは粗みじんに切る。パンは一口大に切る。
2、ボウルに1の野菜と★の材料をいれて混ぜ合わせ、水分が出てくるまで10分ほどおいておく。
3、2にバゲット、松の実、レーズン、ほぐしたパルミジャーノをいれて混ぜ合わせ、ラップをして冷蔵庫で30分冷やして出来上がり!
※バゲットは翌日の固くなったくらいが丁度良いです。
※水分が多いときはバゲットを足してください。逆に足りない時は水を少し足してください。