おせちもいいけどカレーもね!イギリスのタラと卵のドライカレー、ケジャリー。 | ヤミー オフィシャルブログ「大変!!この料理簡単すぎかも... ☆★ 3STEP COOKING ★☆」Powered by Ameba

おせちもいいけどカレーもね!イギリスのタラと卵のドライカレー、ケジャリー。

大変!!この料理簡単すぎかも... ☆★ 3STEP COOKING ★☆-ケジャリー「おせちもいいけどカレーもね!」ということで、毎年のように年明けはカレーレシピを考えまてすが、今年はイギリス♪
イギリスってカレー粉が生まれた地だってご存知でしたか?
インドは一時イギリスの植民地だったわけですが、18世紀にインドの「カレー」料理がイギリスで紹介されて評判を呼び、カレー粉が出来ると家庭でも作られる人気のメニューになったそうです。

で、その時代にインド料理を元にして出来たのが、このケジャリー。
燻製の魚をもどしてほぐし、ゆでた米とゆで卵をいためてカレー粉とバターで味付けしたお料理です。
この料理はビクトリア時代、貴族の間で人気の朝ごはんだったそうです。

「朝ごはん」というにはだいぶボリュームのある料理ですが、時代を考えると、これは前日の残り物の再生料理だったのではないかと思います。
というのも、この料理にはゆで卵を刻んでたっぷりと入れますが、ゆで卵はビクトリア時代、人気の朝ごはんメニューのひとつ。
鮮度についてのこだわりやゆで加減についてのさまざまなウンチク、ゆで卵専用の機械や食器などもいろいろと発明されたほどの人気ぶりだったのです。
そんなゆで卵をごはんに混ぜてしまうなんて、私だったらしないな~と。
しかも貴族のおうちでは、毎度料理が余っていたようなので、前日の冷たくなった残り物をおいしく温かいお料理に変身させたのではないか、と思っています。
だからこそ朝ごはんだったのではないかとも思います。(夜食にすることも多かったそうです。)

ま、そんな私の妄想はおいておいて、先ほどから「燻製魚」といっていますが、この魚はタラのことが多いようです。
タラならこの時期ならとっても手に入りやすいですが、「燻製タラ」は手に入りにくいですよね。
では、タラを燻製するところから作りましょう!なーんてことはもちろん言いません。
とはいえ、燻製の風味がないととっても物足りないのです。
それではどうするか。
答えはベーコン。
ベーコンを少量加えると、スモークの風味が加わってぐっと引き締まった味になります。

では作り方。
塩タラをフッ素樹脂加工のフライパンで焼き色がつくまで両面焼きます。
そうすると自然と身がほぐれてくるので、皮と骨を取り除いて、ベーコンのみじん切りを加えてタラの身がフレーク状になるまで炒めます。ここまで大体5分くらいかな。
そうなったら、バター、カレー粉、ごはんを加えて混ぜ合わせ、みじん切りのゆで卵とパセリを加えて出来上がり!
写真では飾り用にゆで卵とパセリのみじん切りを残しておいて上にかけています。

タラはお鍋の残りものの火が通っているものでもかまいません。
水気をふき取って同様にフライパンで焼いてほぐしていきます。
これは鮭でもOKなので、焼き鮭が残っていたらそれを使ってください。
インドとイギリス、そこに日本の料理も加わって、なんか素敵に面白い♪

ではでは今年の初カレーはビクトリア時代の人気のカレー料理を召し上がれ!


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タラと卵のドライカレー、ケジャリー

材料:1人分  調理時間:10分
甘塩タラ 1切れ
ベーコン 1/2枚(無ければソーセージ1/2やロースハム1枚)
ゆで卵 1個
バター(有塩) 10g
カレー粉 小さじ2
ごはん お茶碗山盛り1杯
パセリみじん切り 大さじ1黒こしょう 小さじ1/8
塩 味を見て適量

作り方:
1、フッ素樹脂加工のフライパンにタラを入れて中火にかけ、両面焼き色がつくまで焼く。その間にゆで卵をフォークでつぶして粗みじんにする。ベーコンは粗みじんに切る。
2、1のタラに火が通ったら皮と骨を取り除き、1のベーコンを加えてタラをほぐすように炒める。ほぐれてきたらバターとカレー粉を加え、バターが溶けたらご飯も加えて炒める。
3、全体がまんべんなく混ざったら、1のゆで卵、パセリのみじん切り、こしょうを加えて混ぜ合わせ、味をみて必要であれば塩を加えて味を調え出来上がり!

*魚を焼くときは油は使いません。水分が出てきてそこが少し焦げ付きますがそれでOKです。これも風味付け♪
*ゆで卵のみじんは、小さな器に入れてフォークでつぶすとまな板が汚れなくて楽チンです。
*パセリのみじん切りは、私はパセリの葉を冷凍しておいて凍ったまま手で揉みほぐしてみじん切り状にしています。


余談ですが「おせちもいいけどカレーもね!」という言葉。
ほとんどの方が聞いた事があるかと思うんですが、いったい何が元だったんだろう?とふと疑問に思って調べてみたら、ククレカレーのCMだったんですね~。
ハウス食品のサイトを見ると「おせちもいいけどカレーもね!」の初CM放送は1976年。
なんと私の生まれた年です~。へー!!
34年たった今でも多くの人の記憶に残っているこのキャッチフレーズってすごいですね。
しかも、お正月ってやっぱりカレーが食べたくなるくらいに!
誰がこの言葉を作ったのか、気になるところです。