仕事が終わり初給料をもらった
当時はなぜか手渡し(笑)
給料袋をカバンに入れてマウンテンバイクをこぐ
仕事が終わった後の解放感と、
今日から1人暮らしが始まるっていう期待感がもの凄くて
めっちゃウッキウキだった
そのウッキウキも持ちながら不動産屋へと真っ直ぐ向かう
実は住む部屋については一ヶ月前から準備をしてた
北海道新聞の朝刊に毎日掲載される賃貸情報をくまなくチェック
いーなぁ、と思う物件があれば仕事帰りに直接見に行っていた
そんな中で気にいったアパートが一件あった
アパートの名前はスカイハイツ
ダサいのだ
どーにもこーにもダサいのよ
名前はね
でもまわりの環境が気に入ってた
少し歩けば川も海もあって、
スーパーもあって、
バス停もJRも近かったし
公園があったり保育園があったり、
広い空き地があったり
高い建物もない
陽当たりもいい、俺には一番の物件だった
その部屋にするって決めてすぐに不動産屋に電話
部屋を借りたいと相談したところ、
わっかりました~
でわ、すぐ部屋を用意しますので何日に来てください、と軽すぎる返事をもらった
いや、当時は部屋なんてすぐに借りられた
今の時代と比べると不思議なくらいすんなりと
保証人もなぁんにもいらなかった
不動産屋についてから担当のおばちゃんにこう言われた
ずいぶん若いあんちゃんだねぇ
あははは…
(16だから当たり前だろ!)
これから1人で住むのかぁい?
えぇ、まぁ
(お前にはかんけーねぇ!)
大変だねぇー
ははは…
(お前の相手が一番大変だ!)
家賃35000円×3ヶ月分
105000円をそのおばちゃんに渡し、
おばちゃんは指を舐めて札を数え、
その指で、俺がこれから長きに渡って使うであろう家のカギを金庫の中から取り、
笑顔で俺に渡してくれた
俺も笑顔で受け取った
(このバーカ)
ってつぶやきながらビルの階段を降りたのを覚えてる
カギはビルのトイレで洗ってからポッケにしまったよ?もちろん
さて、いよいよだ
ホントに1人でやってくんだ
すげー、俺
俺すげー
あの部屋に1人だ!
めっちゃ自由じゃん!
とか思った
街中からアパートまでの道のりが楽しくて仕方がなかった
夕日がきれいでそれも楽しい気持ちを何度も押し上げた
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