全日本大会、ベスト8をかけた試合、残念ながら負けてしまった。けど、
悔しいけど、けど、監督は実に清々しい気持ちで会場をあとにする
ことができました。
それは、実にチームが1つになって全力ですごくいいゲームをしてくれたということです。
俺が捕っていれば負けなかった、あそこで打っていれば負けなかったと、
涙し、悲しがっていたけど、それは違う。
その分、自分で打ったじゃないか。守ったじゃないか。
その分、仲間が打ったじゃないか。守ったじゃないか。
君が今まで打ってきたからこの試合があるんじゃないか。
君が今まで守ってきたからこの試合があるんじゃないか。
君が全力で戦ってきたから、シードチームをサドンデスまで追い込んだんじゃないか。
相手チームのスタッフの方がこう言ってくださってたよ、
元気があって、チームワークが良く非常にいいチームだって。
観戦していた大会関係者の方も、
選手たちが一生懸命プレーしていて、本当にいい試合だった。と声をかけてくださった。
ミスを仲間がカバーする。ミスを自分で取り戻そうとより一生懸命になる。
だから、チームワークがいい、いい試合だったという言葉をいただけたんじゃないかな。
前日の練習中、結果の出ない自分に腹立たしいのか、自分に自信を無くしている子を怒った。
リーグ戦の初戦でもミスをしてしまい、相当な意気込みで試合に臨んでたと思うその子が、
6-8で向かえた最終回、2アウト2塁で最後の打者になる場面、
豪快に2ランホームランを打ち、土壇場でチームを救った。
いままでの感情が溢れでただろう、号泣しながらベンチに戻ってきたこのいかした奴をみて、
監督も次のバッターが水の中にいるように見えて、うまくサインが出せなかったよ。
さらに、その裏のサヨナラのピンチも救ってくれた。
ずば抜けて大きい子がいるわけでもなく、どちらかといえば体の小さいチームが、
あのスーパー小学生の、あの速球から8点取ったんだからたいしたもんだ。
自信もついただろう。
エースも2試合完投でよく投げてくれた。
感動をありがとう。
そして、ここまでやったと前監督に届けたいと思う。
そして、
さぁ次へいくぞ。
次へ。