私事になりますが、不摂生が祟って大病を患いました。
手術前や入院中にたくさんの方々から、あたたかいお気持ちや励ましのメッセージをいただきました。
各少年野球チームのスタッフや江戸川や鹿骨連盟関係者の方々にも大変ご迷惑をかけたにもかかわらず、たくさんのお言葉を頂戴し大変ありがたく感謝しております。
また、スネークスの子供たちや卒業生からも沢山の寄せ書き、メッセージをいただきました。
深く励みになりましたし、勇気をいただきました。なかなか御礼を言える機会もなく、
この場で恐縮ですが、御礼を言わせてください。
みなさん本当にありがとう。
どんな経過を辿ったかというと、
(たばこを吸っている大人は参考に、子供たちは大人になったら絶対にたばこには手をだすな)
ある日、歩いているときにふくらはぎの半分から下が、痛くなりました。
その時は、仕事先に向かう途中で、約束の時間が迫っていたので早歩きをしていました。
たまたま、新しい革靴を履いていたので、あれ? 靴が合わないのかなと思っていました。
特にきにもせずにいたんですが、何日たっても、ちょっと早く歩くと足の同じ場所がかなり痛くなる。
これがいま思えば、最初の前兆だったんだなと思います。おそらく、急な筋肉の使用で血液が追いついてなかったんだと思います。
今度は、肩、ひじの関節周りが痛くなる日が数日続く症状がありました。
これも、重いカバンを持って移動した日があったので、その影響かなと軽く思ってました。
次の症状から、いよいよになってきます。
ここに、病院からもらってきた冊子があるのですが、こう書いてあります。
「血管の内腔が狭まると中を流れる血流が減少してきます。ある程度狭窄が進行してくると、
拍動を繰り返す心筋へ十分な酸素を送り込むことができなくなります。階段を駆け上がった
時など苦しくなり、一息ついていると数分以内にスッと良くなる、そんな症状が狭心症の典型です。
狭窄の程度が進行すると、より軽い動作でも同じ症状が起きやすくなります。
(中略)
ちょっと静かにしていると、心拍数が減って酸欠状態が解除されるので、こういった状態で、
色々なストレスなどが加わると突然動脈硬化の表面に亀裂が入ったりして、そこに血の塊ができて
血管を完全に塞いでしまうことがあります。そうなると血液が流れなくなり、その血管から酸素を
受けていた心筋が壊死に陥ります。それが心筋梗塞です。」
まさに、症状はこうでした。
肩やひじが痛いなと思っていた、2、3日後、地下鉄駅の階段を少し駆け足で下りている時に、
鎖骨周辺が痛苦しくなり、あっ、動くのが辛いと感じるようになりました。
しかし、この時はまだ10秒くらいじっとしていればスッと痛みがひいて動けるようになるという感じでした。
病気が進行しているなんて全く思っていませんから、たばこプカプカしていたし、
暴飲暴食もあいかわらずでした。へんなウィルスが入り、カゼでもひいたかなくらいの感覚。
さらに2、3日もすると、ますます症状は悪化し自転車に乗ってこぐと肩や首回り、顎、歯などに激痛が来て、動けなくなったり、2、3歩、歩いただけでも発作が起こるようになりました。本当に痛い。激痛。
駅のホームで1時間くらい休んでいたこともありました。
さすがにこれは尋常じゃないと会社近くの小さい病院に行ったら、ここが運命の分かれ道。
私は完全に悪質なウィルスが体に入ったカゼだと思っていました。(この時、会社でカゼが流行ってた)
その名医は、ヒアリングののちうちでは適切ではない、大学病院紹介するから、すぐそちらに行き、
検査を受けろと言われました。紹介されたのは心臓血管センター。なぜ心臓?と思いながらも、
心臓CTの検査を受けました。後日、24時間心電図もやりますと言われ帰宅。
検査をうけたが、まさか自分が心臓の病気などみじんも思ってないし、
特に薬もあるわけでもなく、症状も苦しいので、地元の病院の外科へも行ってみる。
肩や鎖骨まわりが猛烈に痛くなるのだが、湿布を貼ると楽になってたので、
スーパー肩こり? はたまた神経性のなにか? と自分勝手な判断をし、外科の先生にアピール。
理学療法士?のマッサージを受けてなんて診断されてたのもあり、また、20代の時、
自律神経がやられてると診断されたこともあったので、神経系かなぁなんて思いながら、
神経が筋肉に圧迫される病気、いわゆるリウマチ?なのかなと思い込み自宅静養してた。
数日後、症状がきつかったので会社に行かず自宅静養していたら、自宅の電話が鳴った。
普段から面倒で出なかったりするのだが、続けざまに携帯が鳴った。
体がつらいからこれも出るつもりはなかったんだが、10コール以上したくらいだろうか、
あっ、病院からだとなぜか思った。この電話を出なかったら、もしかするとヤバかったかもしれない。
電話はやはり病院からで、CT検査の結果が緊急を要するので、今すぐ病院に来いという内容だった。
この時もまだなんの病気か検討がつかない。
病院に着くとすぐに車イスに座るよう指示され、えっ?えっ?
家族と連絡はつきますかと聞かれ えっ?えっ?
なんですのん。なに? なに? えっ? えっ?
家族の承諾がいるのですが、もう待てないので、今からすぐ緊急手術します。といわれる。
ええーっ? 心電図からもあなたは心筋梗塞を起こしています。といわれドッヒャー。
じつは前日に会社で、この一連のシリーズで最も最強で苦しい激痛をくらっていた。
本当に痛かった。しかも、ちょっと痛みが和らいだ時にたばこを吸ったったら、ハイパー激痛が
襲ってきた。しかも3時間くらい。とても、いた苦しかったが、痛みに耐えて電車に乗って帰った。
その余韻が朝まで続き会社を休んでいたのだが、まさかこんな病気とは。
私は若いころからたばこを吸っていましたが、30代前半までは血圧などはまったく正常でした。
ところが、30代半ばに小説を数冊書けるような大きな出来事があり(ベストセラーにする自信がある)、
そこから血圧が急にあがった。
にもかかわらず、タバコが日常茶飯事のため血管に相当なダメージを作ったらしい。
心臓の大事な血管3本のうち2本がダメだそうだ。
CT画像をみたら、血管の2本3か所がつぶれていた。
手術を2回し、これから一生、薬を飲み続けなければならない体になってしまった。
スネークスの子供たちよ、大人になったらたばこには手を出すな。こうなるぞ。
プロ野球選手になるために当然のことでもあるけど、
大人になってもたばこなど吸わず、いつまでも健康でいられる丈夫な体を作り、
長生きをしてしあわせな人生を全うしてほしい。