それなのにどうして?目の前から消えてしま
ったの?結局また振り出しに戻ってしまう。
私は苦しみを抱えながら、とぼとぼと家の前
まで帰って来た。誰も待っていないこの家に
帰ってくるのは心底辛い。
それでも私はカギをあけ、中へ入ろうとする
その時だった。
後ろに人の気配を感じ、振り向いた。そこに
は、私がずっと心から待ち続けた、会いたく
て、会いたくて仕方ない人の顔があった。
「えっ・・・」
あまりの衝撃に思わず持っていたカバンを落
としてしまった。と同時に、体が震えはじめ
る。
「ただいま、理沙子」
聞き覚えのある声。まさしくそれは潤君だっ
た。私が戻ってくると信じていた潤君。
これって夢?まだ現実をのみ込めないでいる
思わず頬をつねってみる。あっ、痛い!!
目 次 ![]()
・・・ 再 来 ・・・
・・・ 初恋の人 ・・・
・・・ 若い肌 ・・・
・・・ 秘 密 ・・・
・・・ 苦 悩 ・・・
・・・ 新しい感情 ・・・
・・・ 子供の目
・・・
・・・ 大切な人
・・・
・・・ 同窓会
・・・
・・・ 真実
・・・
・・・ 思い出の地へ
・・・
・・・ 謎
・・・
・・・ 母親
・・・
・・・ 過去の思い出
・・・
・・・・ ひとりぼっち ・・・
・・・ 春がきた ・・・
「ノスタルジア」はまだまだ続きます![]()
