瞬く間に月日は流れ、ポカポカと温かい日差
しの季節になった。
あの河原の桜並木も、またみんなの目を楽し
ませてくれる日も近い。
そんな中、私は咲良学園の前にいた。制服を
着た生徒たちが、次々と学校から出てくる。
今日は咲良学園の卒業式。花束を抱えた生徒
の姿があちこちに見られた。
私は潤君がいなくなった日から今日まで、時
々こうして咲良学園に彼の姿を探しに来てい
る。
すぐに学校の中へ入って行って、彼の情報を
聞き出したい気持ちもあったが、今のご時世
生徒の個人情報を、赤の他人にそう容易く教
えてくれることはないはず。そう思うと、実
行できずにいたのだった。
目 次 ![]()
・・・ 再 来 ・・・
・・・ 初恋の人 ・・・
・・・ 若い肌 ・・・
・・・ 秘 密 ・・・
・・・ 苦 悩 ・・・
・・・ 新しい感情 ・・・
・・・ 子供の目
・・・
・・・ 大切な人
・・・
・・・ 同窓会
・・・
・・・ 真実
・・・
・・・ 思い出の地へ
・・・
・・・ 謎
・・・
・・・ 母親
・・・
・・・ 過去の思い出
・・・
・・・・ ひとりぼっち ・・・
「ノスタルジア」はまだまだ続きます![]()