「あら、青山さんのお知り合いの方ですよね」
この数か月の間、公平君のお見舞いに通って
いるうち、私と顔見知りになっていた看護師
さんだった。私の慌て振りに声を掛けてくれ
たようだ。
「あの・・・、えっと・・・」
私が口ごもっていると、彼女は小声で言った
「悲しいですけど、青山さん昨日の明け方、
お亡くなりになられたんですよ。本当に急な
ことでお悔やみ申し上げます」
この人は何を言っているのだろう。彼女の言
葉がはっきり理解できない。一体何を・・・
不思議な感覚だった。
そうだ、潤君!!潤君はどうしたの?
「あのー、潤君は?」
「本当に辛そうでした。元気になるってあん
なに信じていたから・・・。声をかけるのも
ためらうほどで・・・」
そう言うと彼女は目を伏せた。
目 次 ![]()
・・・ 再 来 ・・・
・・・ 初恋の人 ・・・
・・・ 若い肌 ・・・
・・・ 秘 密 ・・・
・・・ 苦 悩 ・・・
・・・ 新しい感情 ・・・
・・・ 子供の目
・・・
・・・ 大切な人
・・・
・・・ 同窓会
・・・
・・・ 真実
・・・
・・・ 思い出の地へ
・・・
・・・ 謎
・・・
・・・ 母親
・・・
・・・ 過去の思い出
・・・
・・・・ ひとりぼっち ・・・
「ノスタルジア」はまだまだ続きます![]()